前回のあらすじ
土質の理解を求め川の上流へで近所にある川の上流に行けば、
近所の土質の理解が深まるかもと思って行ってみた。
石を意識して河原に立ってみると、
様々な模様をした石がありました。
で続き
凸凹した大きな石があった。
石の中に更に石(轢:れき)がたくさんあるのでこれは礫岩だろう。
※もしくは人工的に作られたアスファルトの破片かもしれないけれども…
この石を近くにある硬そうな石めがけて投げてみた。
で、割れたのがこれ
断面はこんな感じ。
深海で轢と轢の間に砂や粘土が入り込み、
長い期間かけて圧がかかり、水が抜け岩となったものが礫岩だけど、
ほぼ粘土主体の泥岩よりかは脆いっぽい。
チャートの多い地質では礫岩や泥岩といった圧と粘土鉱物の作用によって形成された堆積岩も多いらしい。
ということは、
この岩の隙間にぎっしりと詰まった粘土鉱物こそ、
水田は川から重要なものを受け取るでいう、
水田に自然に流れ込み蓄積する粘土鉱物なのだろうな。
堆積岩は母岩が風化して海に流れこんだ砂や粘土が固まったもの。
気が遠くなるような長い期間をかけて固められたものだとすると、
ここで砕けて飛び散った粘土は、
何万年も前に風化して水に流されたものなんだなと勝手に想像して、
勝手に太古のロマンを感じている。
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