店で売られている鶏の卵には、白玉と赤玉(茶?)がある。
実際、何が違うの?と養鶏の方に聞いてみると、色以外特に違いはないらしい。
赤玉の方が美味しそうに見えて売りやすいから、赤玉を出荷する方が多いそうだ。
そんなことはおいといて、
この色付きの殻。
なぜ色を付いているか?という疑問があるだろう。
何の意味があるのだろうか?
以前、この事のついて調べてみたけど、大きく分けて二つの可能性があると考えられていた。
その二つというのが、
・色素の成分であるプロトポルフェリンⅨは殺菌作用がある
・色素は保護色で、土に近い色をして、他の動物から見つからない様にする
今でてきたプロトポルフェリンⅨというのが、
これで、よく見たことあると思ったら、葉緑素や赤血球のヘモグロビンと似たような構造(ヘムタンパク)だ。
実際のところ、プロトポルフェリンは葉緑素やヘモグロビンの前駆体で、中心にマグネシウムか鉄が配置されるかで機能が変わる。
とりあえず、
卵の殻の色素が、植物の光合成のキーになっていることがわかった。
※卵の殻が光合成に必要という意味ではありません
で、Wikipediaのプロトポルフェリンのページを見ていて、下の方にプロトポルフェリンの合成経路が書いてあってそこを見てみると、アミノレブリン酸というアミノ酸が元になってできていると記載されていた。
アミノレブリン酸?
サプリや肥料の成分としてちょくちょく見かけるぞ。
となると、光合成を行う上で、マグネシウム以外にアミノ酸もしっかりと合成されている必要があるようだ。