早朝、とある草むらでスギナを見かけた。スギナといえばアルミニウム耐性が強い植物で、酸性指標の植物として扱われている草である。この草むらではスギナが優勢というわけではないので、草むら全体のpHは酸性では無いはずだ。アルミニウム耐性というものは、おそらく根から分泌される有機酸がアルミニウムをキレートするため、アルミニウムの害が根に届かないというものだろう。酸性土壌で生きる植物たちこの根からの有機酸を別方向から見てみると、比較的強い有機酸
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カテゴリー : 土壌環境/page-10
崩れてもなお硬い小石たち
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開聞岳周辺の畑土壌には、火山由来の硬い小石が多く含まれており、農業機械の刃を痛めるため厄介な存在となっています。これらの小石は、開聞岳の安山岩質の火砕物と推測され、風化途中のものも多く見られます。安山岩には、植物の生育に必要なミネラルが含まれており、風化によって土壌に供給されると期待されます。しかし、石の風化は時間がかかるため、農業経営上は速やかな風化と、溶け出した養分の保持が課題となります。
作物の病気は虫が運ぶ
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作物の病気は、菌が直接付着・気孔侵入するか、虫(ベクター)が媒介する。特にウイルス性の病気は、ほぼベクター由来である。虫は乾燥ストレスを受けた作物に含まれるプロリンを求めて集まるため、土壌を適切に管理し乾燥ストレスを軽減すれば、虫の数を減らせる。虫が減ればベクター由来の病気も減り、結果として作物の秀品率向上に繋がる。農薬を使う場合、殺虫剤に重点を置くのが賢明だが、良質な堆肥による土壌改良はさらに効果的。つまり、土壌管理とベクター対策が、農薬使用を減らし、秀品率を高める鍵となる。