カテゴリー : 緑肥

ブログ内検索
 

グラスエンドファイトと天敵でヨトウの被害を減らせるか?

グラスエンドファイトのアルカロイドに頼りたいの続き イネ科植物と共生する菌でグラスエンドファイトというものがあり、 グラスエンドファイトが合成するアルカロイドには、 植食性の昆虫に対して致死性、もしくは食害抑制がある。 この効果をヨトウの被害の対策に出来ないか?と調べていたところ、 エンドファイト活性のあるイネ科の緑肥のタネが既に販売されていることを知った。 芝・緑化・緑肥 | 品種検索 | ペレニアルライグラス | アフィニティ - タキイ種苗 今回はこの続き ヨト...

Read More…

 

グラスエンドファイトのアルカロイドに頼りたい

グラスエンドファイトとヨトウの記事で、 共立出版 基礎から学べる菌類生態学という本で、 グラスエンドファイトに感染されているホソムギをヨトウの幼虫に餌として与えたところ、 非感染植物を与えた場合に比べて成長が著しく抑制された。 という内容が記載されていたことを紹介した。 この話題を挙げた背景として、 /**********************************************/ 今年はヨトウの被害がひどかったという方が多かった。 ヨトウというのは...

Read More…

 

畑作の間に稲作をかますということ

土作りをせずに強い肥料で無理くり栽培までもっていたとか、 作物の旬を考慮しない栽培が終わった後や 過度な連作の後は 客土で川砂を入れる意義再び 次作は畑作ではなく水田をかませ という話をよく聞く。 畑作の連作で土壌の酸化が進んで排水性等が向上していたかもしれないけれども、 それらのメリットを犠牲にしてでも水田をやるべきだと言う。 メリットは大きく3つで 1つ目は残留した強い生理的酸性肥料を水田に水を入出することで濃度を下げること 生理的酸性肥料って何? ...

Read More…

 

風よけとしての緑肥

近所でソルガム(ソルゴー、モロコシ)で四方囲っている畑を見かける。 ソルガムと言えば栽培終了後の土壌の団粒構造の形成が最も多いとされる緑肥で、 緑肥を使いこなす前に 支柱根は株を浮かせる程強靭な根 強靭な根によってしっかりと根付き、 この根付きによって地上部の背丈も高くなる。 背丈が高いことに合わせ、C4型光合成を行うので、 CO2の固定量も非常に多いのが特徴である。 C4型光合成の二酸化炭素濃縮 更に酸性土壌にも強く、 残留肥料も貪欲に吸収するから、 ...

Read More…

 

イネ科緑肥の効果、再考の再考

良い土にはふんだんに酸素が入るもの 前回の記事で 良い土にふんだんに酸素が入るのは、 良い土によって発根量が増えた草の根から酸素が漏れることに因るものではないか? という内容を記載した。 仮にこの内容が正しいとすると、 マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む 京都市内の某法人で様々な良い効果をもたらしたネギの通路でのマルチムギの緑肥が、 土壌中の酸素の面でも素晴らしい効果を発揮しているように見えてくる。 先に今までの良い結果が下記の記事に記載されているので、 ...

Read More…

 

良い土にはふんだんに酸素が入るもの

前々から疑問に思っていたことがある。 良さは矛盾の中にある フカフカの栽培にとって良い土になって、 土の中に酸素が行き渡るということがあるけれども、 拡散のみで酸素が土の中に行き渡るのだろうか? ということ。 良い土は植物の根も土壌中の微生物も活発になるため、 土全体の酸素の消費量は増える。 このような条件下で土壌中に十分な酸素が行き渡るのだろうか? この疑問を一気に解決させてくれるのが、 先日話題に挙げたROLだった。 植物の根への酸素の運搬とROLバ...

Read More…

 

続・栽培と畜産の未来のために補足

前回の続・栽培と畜産の未来のためにの続きで、 家畜糞 + 木質系の有機物 + イネ科緑肥で本来償却されるべき資源を有効活用することで、 焼却処分する有機物の量を減らしつつ、生産性を高めるような流れが出来たら良いな と記載した。 この話、 大事なことを忘れている。 それは、 緑肥を栽培するような土壌は、 連作等や施肥設計で無茶をした土壌であることが多いため、 カリ不足になっていることが多い。 あそこの畑がカリ不足 カリ不足なら家畜糞にふんだんに含まれているからなん...

Read More…

 

続・栽培と畜産の未来のために

結構前に栽培と畜産の未来のためにという記事で、 畜産から発生する産業廃棄物である家畜糞は、栽培直線の土作りには利用せず、 家畜糞施用 → イネ科の緑肥をかます → 栽培 という手順を踏んで、 家畜糞の効果を可能な限り高める為に、 秀品率の関係ない緑肥に吸わせて、しかも有用な形にして鋤き込んで、 次作以降の栽培を楽にすべきで、 あわよくば、 研修生を受け入れるような方が緑肥を栽培して、 研修生にその畑を引き継ぐという流れが理想的ではないか? という内容を記載した。 ...

Read More…

 

イネ科とマメ科の緑肥の混播

ハウスミカンの木の下には腐朽菌がいないのか?の最後で師と播種した緑肥のことを思い出したと記載した。 今回の話は写真が無いのだけれども、 前に某所で切り開いた際の土砂を畑に大量に入れたことで秀品率が激減してしまったところがあって、 その畑での栽培は諦め、半年間全面緑肥にしたところがあった。 その時に選んだ緑肥というのが、 エンバクと (アルサイ)クローバの混播だった。 アルサイクローバというのは、 シロクローバとアカクローバのちょうど中間あたりの...

Read More…

 

イネ科緑肥の効果、再考

マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む 昨日の記事で、 ネギの周年栽培において、土地不足で畑を休ませられるタイミングがないので、 ネギの畝の間に緑肥のマルチムギを育ててみたら、 予想以上の結果となったという報告があった と記載した。 この記事からなぜマルチムギがこんなにもハマったのか? という話題になったのでまとめてみることにした。 はじめに緑肥を使用する前の背景だけれども、 局所的ひび割れ、植物にとって過酷な領域 もともとは露地で上の写真のようにひび割れが...

Read More…

 

マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む

スギナが繁茂する程使い尽くした畑。 それでも休めない畑に。クリーニングしながら栽培するこの方法は思ってた以上にハマったようです。 #京都農販 #テマイラズ pic.twitter.com/zzVQF6wcys — Kyoto-nouhan (@KyotoNouhan) 2018年6月12日 昨日、Twitterを開いたら、京都農販(@KyotoNouhan)のアカウントで上記のポストがあった。 この話の背景を記載すると、 年間の収穫目標が高いことにより畑を休ませることがで...

Read More…

 

酸性土壌で生きる植物たち

諸々を端折るけど、GABAの事を調べていたら、ALMTというアルミニウムによって活性化するリンゴ酸輸送体というものに行き着いた。 グルタミン酸を前駆体とするGABA ALMTについては岡山大学の植物成長制御グループのサイトの研究内容で読みやすい形でまとめてあるので読んでみると、 研究内容 - 植物成長制御グループ - 岡山大学 資源植物科学研究所 世界中の耕地の大体半分が酸性土壌であり、 日本での酸性土壌は黒ボク土に当たる。 ※写真 : 研究内容 - 植物成長制御グル...

Read More…

 

緑肥を活用する意義

先日緑肥のことが話題に挙がった。 栽培後に草は勝手に生えてくるから、それを育てれば良いのでは?と 土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ 今まで何度か緑肥を活用したことがある身からの意見だとそれは否で、 栽培後に後から勝手に生えてくる草を活用できるのは、 土壌がそれなりの段階に入ってからだった。 とりあえず、イネを一例にしてみて、 伝統的なレンゲ米を挙げてみると、 老朽化水田は冬場の対応次第 レンゲ米というのは、 稲作が終わった後にレンゲというマメ科の植物を育て...

Read More…

 

余分な養分は緑肥に吸わせろ。石灰過多の場合

余分な養分は緑肥に吸わせろ。リン過剰の場合までで、 土壌分析の結果で高ECやリン酸過多は緑肥に吸収させ、 すき込んで土に還すと団粒構造の成分として安定して、 過多による悪影響は減るだろうという予想が出来た。 今まで話題に挙げたもの以外で過多になりやすいものとして、 炭酸石灰(リン酸石灰も含む)と硫酸石灰があるけれども、 これらはどうだろう? 老朽化水田は文字通り泥沼 緑肥は密集させることにより効果を発揮する上、 根がしっかりと生えるものを選択するので、 作中や...

Read More…

 

余分な養分は緑肥に吸わせろ。リン過剰の場合

前回までのあらすじ 土壌分析の結果である値が極端に高い場合、 それを緑肥をかますことで改善を試みるとして、 緑肥に過剰な養分を吸わせて、その緑肥をすき込むと、 結果的に過剰な養分は土に還ってしまうのはないか? それに対して、 吸収された養分が体内でどのように変化し、 それが土壌の鉱物と接することでどのようになるのか? そのような視点で見ると、 高EC(硝酸態窒素が多い)の場合は団粒構造の一部となるんだろうな。 というところまでが前回の話 余分な養分は緑肥に吸わせろ。...

Read More…

 

余分な養分は緑肥に吸わせろ。高ECの場合

前回のあらすじ 土壌分析で特定の値が過剰であった場合、 一作休んで緑肥をかますことによって緑肥に過剰な養分を吸わせたとする。 その緑肥をすき込んだら、過剰な養分は土に還って結局同じではないか? という話題が挙がった。 結果は違っていて、 何故違うのか?を丁寧に考えていこう。 土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ 続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよ 今回はECが吹っ切れている場合を考えたい。 ECが高くなる要因は即効性の水溶性の肥料分を多用した場合で、 ...

Read More…

 

土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ

緑肥の話をしていたら、 下記のような話題が挙がった。 緑肥を使いこなす 例えば、 続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよ 土壌分析である値が極端に高かったとする。 その分析結果に対して 栽培と畜産の未来のために補足 一作分、緑肥をかまして、 緑肥に余剰分の養分を吸わせて、その緑肥をすき込んだら、 結果吸わせた養分がそのまま土に入ってしまって、 ほぼ結果は変わらないのではないか?と。 しかし、 予想に反して、土のコンディションは緑肥をかます...

Read More…

 

鳥取の砂丘未熟土での栽培

ちょうど9年前 私はある人に付き添い、島根県のベビーリーフの栽培者のところに行く時、 道中の鳥取で神奈川育ち、京都在住の身では信じられない光景を見た。 それは、 ※らっきょう畑 海岸の砂地みたいなところで栽培が成立しているということ。 当時、何か工夫をしていないか?と一緒にいた人とここの地域を周り、 畑で作業をしている方から色々と聞いたものだ。 栽培している方から話を聞きに行くために移動している最中、 ある作物がやたらと育てられていることにも気が付い...

Read More…

 

栽培と畜産の未来のために補足

栽培と畜産の未来のために2 前回の内容を読んだという前提でいきなり補足 どの家畜の排泄物に問わず、 家畜は穀物の飼料を食べる。 穀物の中には貯蔵性リン酸があって、 家畜糞堆肥で土作りを行うと、 続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよ EC値の他にリン酸の数値も極端に高くなる。 貯蔵性リン酸ということだけあって、貯蔵性が高く土壌でもなかなか分解されにくい。 つまりは、 家畜糞 → 緑肥で家畜糞のデメリットを回避しつつ土作りをしたとしても、...

Read More…

 

栽培と畜産の未来のために2

栽培と畜産の未来のためにで家畜糞堆肥で土作りを行うためには、 家畜糞堆肥はデメリットの方が大きいので、 そのデメリットを逆に利用するためにイネ科の緑肥をかます という話を記載した。 この話だけど、 続きで社会的なことも書いていこうかと思う。 日本の栽培と畜産では、肥料飼料共に大半を輸入に頼っている(らしい)。 ※業者の方に聞いた話であって、自身で輸入を行っているわけではないのでらしいをつけておく。 日本企業の工場から発生する食品加工の残渣である有機物肥...

Read More…