ブログ内検索

micro:bitページ
とにかく速いブログサイトを目指す

アーカイブ : 2018年09月

 

窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち

栽培している者であれば一度は見聞きしたことがあるものに光合成細菌の話題があるだろう。光合成は植物だけのものではなく、細菌の中には太陽からの光を活用出来るものがたくさんいる。By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Linkその内の一つが光合成細菌であって、シアノバクテリア(藍藻)と呼ばれているものいる。光合成細菌 - WIkipedia藍藻 - Wikipediaシアノバク...

 

イネ科緑肥の効果、再考の再考

良い土にはふんだんに酸素が入るもの前回の記事で、良い土にふんだんに酸素が入るのは、良い土によって発根量が増えた草の根から酸素が漏れることに因るものではないか?という内容を記載した。仮にこの内容が正しいとすると、マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む京都市内の某法人で様々な良い効果をもたらしたネギの通路でのマルチムギの緑肥が、土壌中の酸素の面でも素晴らしい効果を発揮しているように見えてくる。先に今までの良い結果が下記の記事に記載されているので、そちらを読んでも...

 

Go言語でQtのQLabelを使ってみる

QLabelを使って、時間という言葉を表示してみる。Go言語でQtのQBoxLayoutを使ってみるQLabel Class | Qt Widgets 5.11下記のコードを入力する。package mainimport ("os""github.com/therecipe/qt/widgets")func main() {app := widgets.NewQApplication(len(os.Args), os.Args)...

 

良い土にはふんだんに酸素が入るもの

前々から疑問に思っていたことがある。良さは矛盾の中にあるフカフカの栽培にとって良い土になって、土の中に酸素が行き渡るということがあるけれども、拡散のみで酸素が土の中に行き渡るのだろうか?ということ。良い土は植物の根も土壌中の微生物も活発になるため、土全体の酸素の消費量は増える。このような条件下で土壌中に十分な酸素が行き渡るのだろうか?この疑問を一気に解決させてくれるのが、先日話題に挙げたROLだった。植物の根への酸素の運搬とROLバリア湿性...

 

Go言語の構造体2

前回のパッケージの関数とメソッド周りに引き続き、Go言語の構造体周りを見ていく。Go言語のパッケージの関数とメソッドについてQtのコードを見ていると、NewQMAinWIndowやらSetLayoutといったNew~、Set~という記述をよく見かける。これを理解するためには、構造体の仕組みをおさらいした方がよさそうなので、もう一度構造体について詳しくみていくことにする。Go言語でQtのQGroupBoxを使ってみる構造体は、一つの変数にどのような値のセットをもつか厳格に決...

 

Go言語のパッケージの関数とメソッドについて

Go言語のパッケージについてもう一度みていく。Go言語でpackageGo言語で構造体のメソッドdir├── main.go└── pac└── pac.go上記のようにpacパッケージを作成し、nameとreadingフィールドを持ったPerson構造体を作成する。この構造体に関連した関数を作成してみる。pac/pac.gopackage pac//Person構造体を定義するtype Person struct {name...

 

植物の根への酸素の運搬とROLバリア

小さな池の真ん中で前回の記事でおそらくヒエの仲間と思われる草が、水位の低い池で生育していた内容を記載した。水位の低い湿地で生育できたとしても、草である以上、根も呼吸するわけで、根でも酸素を要求する。湿地で生育する有名な作物としてイネがあるけれども背丈が整っていることのすごさと違和感イネの根ももちろんのこと、根は酸素を要求する。これらの湿地に強い植物は、葉や茎から吸収した酸素を通気組織を介して根に酸素を送る機能が発達しているとされている。ふとこの...

 

小さな池の真ん中で

池の真ん中あたりにヒエっぽい草が生えていた。水の中で根付くことが出来る草は強いなとこの写真からひしひしと感じる。このヒエにとって、周りに競合となり得る草がいない。このヒエっぽい草以外の草は除草されたのでは?という疑問が生じるだろうが、根元の落ち葉等の有機物の具合を見て、ここ最近、除草管理等をされた形跡はない。根元で発芽している草が見られる。もし、ここが管理されずにいると、いずれは落ち葉が堆積して水位が下がり、...

 

Go言語でQtのQGroupBoxを使ってみる

Go言語でQtのQGroupBoxを使って、QFormLayoutとQGridLayoutを組み合わせた下記のような図を作ってみる。QFormLayoutについては下記の記事に記載している。Go言語でQtのQFormLayoutを使ってみるQGridLayoutについては下記の記事に記載している。Go言語でQtでQGridLayoutを使ってみるQGroupBoxというのは、各レイアウトをグループ化出来るようになり、一つのWindow内で複数のレイアウトを配置...

 

有刺鉄線をものともしない

道沿いにフェンスがあった。フェンスの上には有刺鉄線がはられている。このフェンスにヤブガラシが巻きついていた。ヤブガラシの執念ヤブガラシはフェンスを伝って上へ上へと伸長していく。このヤブガラシにとってh,有刺鉄線なんて関係ない。有刺鉄線にも巻きつきながら上へ上へと突き進み続けた。有刺鉄線には鳥も止まらないだろうから、ヤブガラシにとっては物理的に切られるであろう要因も減ってパラダイスのようなところだろう。

 

SOY Shopでクレジットマスターの対策を強化しました

クレジットカードの番号を盗む方法として最近聞くのが、クレジットカード支払いが可能なネットショップで、様々なカード情報を試してみるというブルードフォースアタック(総当り攻撃)のカード版のような話がある。SOY CMSで総当たり攻撃に対応してみたクレジットマスター - Wikipediaネットショップを設置したサーバはもちろん、クレジットカード代行会社のサーバの負担は大きいだけでなく、オーソリ毎に使用料が発生する代行会社のサービスを利用している場合、攻撃を試みられる度...

 

切り株の内部を果敢に攻める草たち

公園を歩いていると、赤丸で囲った切り株に目が行った。なぜ切り株に目が行くか?切り株に注目しているのは?は下記の記事にまとめてあるのでこれ以上は触れず話を進めると、切り株は白色の菌糸によって中心から朽ちる切り株から数本、草が生えていた。それはもう綺麗に一本立ちしている芽生えだった。この草は単子葉だ。緑肥を使いこなす前にこの環境は堆肥でいうところの、木質の割合が非常に高いC/N比の高い環境になるわけで、このような...

 

乾燥して茶色

先日、上の写真のものを頂いた。年季の入った切り干し大根だ。この切り干し大根を見てふと思った。フリー写真素材ぱくたそダイコンはあんなにも白いのに、切り干し大根って茶色だよな。この茶色というのはやっぱりリグニンなのだろうな?とこの切り干し大根を見て思った。褐色腐朽菌のいるところではリグニンはどうなるか?切り干し大根は干している間に水分がとんで、白っぽい色の面積が減って茶色が目立ったのか?白っぽいもの(おそらく繊維質...

 

バリダマイシンA再び

酵母とトレハロースで菌の細胞内でのトレハロースの働きについて触れた。トレハロースは菌が高ストレス環境におかれた際に、細胞内でトレハロースを急ピッチで合成する。トレハロースはエネルギー源であるグルコース(ブドウ糖)をつなげて、安定な形(エネルギー源として利用しないということ)にし、高ストレス環境で生理的に重要な酵素等のタンパクの不活性に対して、タンパクの間に入り込んで安定な状態にする。という働きがあった。菌が高ストレス環境から抜けるとトレハロースは速...

 

SOY Inquiryで悪質なお問い合わせをブロックする機能を追加しました

先日、突然お問い合わせが続いた。お問い合わせ内容を見ると本文が空であったり、意味不明な文字列が書かれていたりと、典型的な迷惑お問い合わせだった。お問い合わせ元のメールアドレスのドメインを見るとqq.comで、このドメインで検索してみると、同じように迷惑メールや迷惑なお問い合わせで困っている方がたくさんいた。こんなのでアプリケーションとメールのサーバのリソースが取られるものシャレにならないので、ドメインでお問い合わせを制限する機能を設けてみた。カ...

 

酵母とトレハロース

植物とトレハロースに引き続き、トレハロースの話題を進める。トレハロースというのはグルコースを2つα1-1結合でつなげた二糖で、他の二糖を挙げてみるとショ糖(スクロース)も二糖に当たる。スクロースはグルコースがα1-2結合で繋がったもので、トレハロースとは少し構造が異なる糖の万能性ショ糖と言えば、野菜や果物の甘味の話題でよく挙がる二糖だ。揚げたニンジン、焼いたニンジンはなぜこんなにも甘いのだろう?葉物野菜は寒さに触れて甘くなるなんでこのタイミングでトレハロースの...

 

Go言語でQtでQGridLayoutを使ってみる

Go言語でQtのQFormLayoutを使ってみるに引き続き、Go言語で5つのボタンを表示するQGridLayoutを作ってみる。Qtのレイアウトについては下記の記事に記載してある。Qtのレイアウトについてpackage mainimport ("os""github.com/therecipe/qt/widgets")func main() {app := widgets.NewQApplication(len(os.Arg...

 

植物とトレハロース

最近、酵母や菌根菌といった栽培中に目に見えない要素の話題が挙がることが増えた。取り急ぎ概要の把握ということで酵母や菌の本を読んでみると、ところどころで挙がってくるのがトレハロースという二糖の物質。二糖 - Wikipediaトレハロースというのはグルコース2つがα1-1結合で繋がった二糖で、バリダマイシンAという農薬の作用の際にも話題が挙がった。バリダマイシンAという殺菌剤バリダマイシンAの話題の時は、菌のトレハロース分解酵素を阻害するという作用で、菌自体は環境からス...

 

SOY CMSで記事一覧をカレンダー形式で表示する

SOY CMSのブログページで投稿してきた記事をカレンダー形式で何日に投稿したかを表示したいという要望がありましたので、こんな感じでカレンダー形式で記事一覧を出力出来るプラグインを作成しました。プラグイン名:記事カレンダー出力例:毅と亮子のサラメシ今までSOY CMS/Shop内でカレンダーをいくつか作ってきましたが、SOY Shopで予約サイトを運営する今回のカレンダーで大きく異なる点は、日付カラム内で記事のブロックを使用出来るようにしているため、記...

 

コケはどこから金属を調達するのか?

紐の上のコケたち前回の記事で紐の上に生えたコケをマジマジと見てみた。コケも光合成が出来るので、光合成に必要な金属はどうしているのか?という疑問も挙げてみた。これらを踏まえた上で本編に移る。まずはコケの形態について触れてみる。コケは紐の隙間にしっかりと根付いている。根付くと書く通り、コケの根が紐の隙間に入り込んでいるのだろう。ここで注目すべきはコケの根だろう。コケの根は仮根と呼ばれ、根ではない。自身の体を支えるだけで、...

 

Go言語でQtのQFormLayoutを使ってみる

Go言語でQtのQBoxLayoutを使ってみるに引き続き、Go言語でQtのQFormLayoutを使ってみる。Qtのレイアウトについては下記の記事に記載してある。QtのレイアウトについてQFormLayoutは、下記の図のようにQLabelとQLineEditのようなラベルと入力フォームの関係を簡単に構築出来るレイアウトである。package mainimport ("os""github.com/therecipe/qt/widgets")func main(...

 

SOY Shopの注文検索でクーポンコードによる検索を追加しました

SOY Shopでクーポン割引を利用したお客様を把握する必要が生じたため、注文検索画面でクーポンコードによるものとクーポンコードを使用した注文の検索項目を追加しました。記事としては紹介していませんが、最近、備考やコメントのAND or OR検索も追加していて、やまどうぐレンタル屋さんで顧客関連管理の機能の強化を行いましたの記事で紹介した機能や、SOY Shop内でパイプハウスの施工管理アプリを開発しましたで紹介した機能と合わせると、ネットショップの機能を超...

 

紐の上のコケたち

前回のプラスチックと紐の上に土が出来るで、紐の上にコケが生えたという内容を記載したけれども、タイトルにある通りの紐の上に土が出来るということは確認していない。気になったので、少しだけコケを剥がしてみた。剥がしてみた写真がこちら。茶色になっているけれども、まだ植物としての形が残っている。剥がしてみた方を見てみると、やはりまだ原型を留めている。有機物ではあるけれども土ではないな。剥がした時に気になったのだけれ...

 

Go言語でQtのQBoxLayoutを使ってみる

Go言語でQtのQMainWindowを使ってみるに引き続き、今回はGo言語でQtのQBoxLayoutを使ってみる。QBoxLayout Class | Qt Widgets 5.11Qtのレイアウトについては下記の記事に記載してある。Qtのレイアウトについてpackage mainimport ("os""github.com/therecipe/qt/widgets")func main() {app := widgets.NewQApplication(l...

 

プラスチックと紐の上に土が出来る

プラスチックで出来たタケを模倣した筒で出来た敷居にて、各々の棒の重なった個所に黒い紐の結びがある。この黒い紐のいくつかの個所に目が行った。なぜ目がいったか?といえば、黒い紐の上で地衣類が展開していたからだ。地衣類という菌たちの巧みな生き方この地衣類の展開がある程度進んだ個所が斜め上の方にあったのだけれども、そこでは、地衣類の薄い青がうっすらと残っていて、その上にコケがこんもり展開していたからだ。紐の上で地衣類 → コ...

 

ヒノキ科スギ属の植物を求めて

ヒノキ科ヒノキ属の植物を求めてのの続き話の発端は、生きていた化石のメタセコイヤメタセコイヤ並木でメタセコイヤを見た。メタセコイヤというのは生きた化石として扱われている植物で、ヒノキかスギの祖先だと考えられている。このような情報があれば、ヒノキやスギの葉をマジマジと見たくなるのが人の性というわけで、前回はおそらくヒノキ属であろう葉を探してみた記事を記載した。今回は、おそらくスギ属であ...

 

ヒノキ科ヒノキ属の植物を求めて

生きていた化石のメタセコイヤ先日、メタセコイヤの並木を見に行った。メタセコイヤを分類学的に見ると、ヒノキ科(またはスギ科)メタセコイヤ属の落葉樹で、和名はアケボノスギ、もしくはイチイヒノキと呼ぶらしい。メタセコイヤ - Wikipediaこのような情報を見たら、現在のヒノキと比較したくなるのが人の性でしょう。というわけでヒノキやスギを探してみることにした。といっても、日常生活でヒノキやスギを見つけ、しかも脚立抜きで葉を撮影出来るような木を探すのは大...

 

大型台風の後のキノコたち

近所の公園の根元に大きなキノコが生えた。大きなキノコのため、公園で遊んでいる子どもたちもなぜか大はしゃぎ。このキノコたちが生えているのに気がついたのは今週の月曜日で、おそらくその数日前からキノコは生えだしたのだろう。ここのキノコは、昨年も大きなキノコが生えていて、何らかの学びがあるかもと思い、公園に行く度に見ていた。秋晴れの午後に木の根元にキノコたち昨年は10月初旬にキノコが生えた。今年は1ヶ月早い。去年と今年の大きな違いは、大型台風が...

 

Qtのレイアウトについて

Qtのレイアウトは、主に3つある。QBOXLayout、QGridLayout、QFormLayoutである。QBOXLayoutには、QHBOXLayoutとQVBOXLayoutの2つがある。QHBOXLayoutは、下記の図のようにウィジェットを水平に整列させる。Layout Management | Qt Widgets 5.11より抜粋QVBOXLayoutは、下記の図のようにウィジェットを垂直に整列させる。QGridLayoutは、グリッド内のウィジェットをレイ...

 

二酸化炭素濃縮後の有機酸は光合成以外でも使用されるか?

前回のC4型光合成の二酸化炭素濃縮では、C4植物では二酸化炭素をリンゴ酸にするというCO2を濃縮して以後の光合成に利用するために蓄えるという内容を記述した。光合成の内容の一部としてリンゴ酸という名前を挙げたけれども、リンゴ酸といえば、コムギで土壌中にアルミニウムがある場合に根から分泌させるという内容があった。酸性土壌で生きる植物たちリンゴ酸がアルミニウムをキレートして、アルミニウムの根に対する毒性をなくすというものだ。コムギはC3植物なので、二酸化炭素から直接リンゴ酸を合...

 

Go言語でQtのQMainWindowを使ってみる

Qtには、様々なクラス(部品のようなイメージ)がある。今回はメインウィンドウ(QMainWindow)のフレームワークを作成してみる。Qtのメインウィンドウのフレームワークは、下記のような構造になっている。QMainWindow Class | Qt Widgets 5.11より抜粋今回は、赤枠の部分(枠の内側は空)を作成してみる。実際のコードを書く前にGo言語で開発環境の構築の記事を載せておく。Go言語でQtを扱ってみる on UbuntuGo言語で...

 

C4型光合成の二酸化炭素濃縮

前回の光合成速度の高い植物はどこにいる?の記事で、C4型光合成回路(以下、C4回路と略す)を持つ植物らの光合成量が抜群に高いという内容を記載した。先日からの光合成による大気中のCO2を固定する量を増やしたいという流れにおいてC4回路は外せないので、今回の記事で改めてみることにした。以前、夏に活躍!C4回路の植物たちという記事で、C4植物はC3植物が行うような光合成を行いつつ、吸収した二酸化炭素の一部を有機酸の形にして貯蔵するという内容を記載した。今回の話に入る前に簡単...

 

光合成速度の高い植物はどこにいる?

光合成の明反応-前編先日の記事で植物の成長を知るには光合成を知るべきということ光合成という生化学反応での各物質の動きを調べた。これらの動きを調べている時に植物によって葉の面積あたりの光合成量が違うという内容を見かけた。というわけで今回は上記の内容を絡めた上で、日頃からなんとなく思っていることを書いてみたい。光合成のエネルギー変換と物質変換 - 株式会社 化学同人光合成の詳細を知るための取っ掛かりとして、2010年代中頃までの(人工光合成を含む)光合成の情...

 

Go言語でQtを扱ってみる on Windows

Go言語でQtを扱ってみる on UbuntuでUbuntuでGo言語とQtの開発環境を用意した。続いて、Windows10でもGo言語とQtの開発環境を用意してみる。環境ASUS TransBook T304UOS : Windows10 64bitGo言語:1.11 linux/amd64Qt:5.11.1端末はgit bashを利用しているので、新規でMSYS2をインストールせず、git bashを使用する方向で話を進めます。git bashは下記の記事...

 

生きていた化石のメタセコイヤ

石炭紀を生きたスギナの祖先は大きかったの記事でFPDM: 博物館の出版物「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市勝山ジオパークにある恐竜博物館で、恐竜時代の花についての本を購入した。その本の16ページ目に生きていた化石メタセコイヤというページがある。メタセコイヤは1941年に化石として発見されたが、周りをよくよく見てみれば、7年後の1948年に現存の木が発見されたという植物である。メタセコイヤ - W...

 

ふくいのおいしい水 神谷の水

恐竜博物館の前から石川県方向の山に向かう道路を進むと、少ししたところで水車が目に付く。近づいてみるとふくいのおいしい水 神谷の水が飲める場所であった。絶えず水が出続けており、この水を飲んでみると、あっさりとした飲みやすさで美味い水だった。看板を読んでみると、700m先の山の中腹にある岩の間から湧き出てきた水を引いてきているらしい。周辺の山がどんな地質であるのかを確認してみると、20万分の1日本シームレ...

 

緩やかな傾斜地の芝生にクズ

六呂師高原の池ケ原湿原岩屑なだれで出来た地形で、湿地の少し上には緩やかな傾斜が広がっていて、そこは一面芝生のような植生になっていた。芝生が広がっているところの一部で、なんか一部葉が盛った個所がある。近づいて見てみると、クズがいた。写真でいう右下方向に伸長している真っ最中だった。これは放っておくと、河原の土手にあるようなクズ王国が出来てしまう。クズはおそらく河川敷の覇者だろうクズ...

 

石炭紀を生きたスギナの祖先は大きかった

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市恐竜博物館に訪れる前に事前準備として、恐竜に関する書籍をある程度読んだ上で博物館に行った。事前準備と展示の両方で時々目につく植物の進化の話。博物館では以前植物に関する特別展示があったらしく、博物館の書籍コーナーに特別展示の時に作成された書籍があったので、購入して読んでみた。FPDM: 博物館の出版物「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」書籍のタイトルは恐竜は花...

 

樫ヶ壁と河岸段丘

六呂師高原の池ケ原湿原前回の岩屑なだれにより形成された湿地に引き続き、※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 湿地は上の図では右から二番目の標高の高い個所になる看板に記載された左端の樫ヶ壁(かしがかべ)に行ってみた。樫ヶ壁というのは、岩屑なだれによって堆積した個所が付近にある一級河川の九頭竜川の作用によって削られ、高さ50m、長さ約1.2kmの大きな壁が形成されたと考えられている。上の図は川が流れているようには見えないが、...

 

Go言語でQtを扱ってみる on Ubuntu

Go言語はC言語のようなコンパイルとPython等のLL言語の両方の実行方法を持ちつつ、言語の仕様を削ぎ落として学習コストを下げつつ実行の高速化を保ち、更にはクロスコンパイルで一つのコードで様々なOSをサポートする。シンプルな故に開発の支援ツールも充実しているという特徴を持つ言語だが、デスクトップアプリ(GUI)の開発に弱いというイメージがある。敢えて弱くしているように見えるので以後は弱点とは言わないが、洗礼された言語を使っっているとやはりGUIアプリのコードを書...

 

電子書籍 第4巻「地質と栽培」発刊しました!

こんにちは。齋藤の嫁の亮子です。第4巻が完成しました。この巻は、第3巻の旅の続きです。今回の旅もおもしろかったです。城ヶ島の砂岩凝灰岩互層の縞々模様からは、長年の地層の歴史を感じたし、巌立峡では川が溶岩流を削った景色を見て、川が地形に与える影響の大きさを痛感しました。そこから、改めて川にも着目していくことになったし、その近くにあった温泉の中に溶けている成分にも興味を持つようになりました。今回は、地形の話も出てきますが、川や温泉の話へと広がっていきます。48記事をまとめ、全部で...

 

六呂師高原の池ケ原湿原

大矢谷白山神社の巨大岩塊前回の記事で福井県勝山市のジオパークで、山体崩壊によって発生した岩屑なだれで転がってきた巨岩を見たという内容を記載した。※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影この地図で言うところの左から二番目の大矢谷集落で、今回の記事では右側の六呂師高原に行った時のことを記載する。六呂師高原は緩やかな傾斜が広がっていて、酪農の牧場が広がっていた。牧場をしばらく進むと、池ケ原湿原の看板が見えてきた。こ...

 

大矢谷白山神社の巨大岩塊

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市前回の記事で福井県勝山市にある恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに行ったという内容を記載した。勝山ジオパークは古い地帯で日本で最も多くの恐竜化石を発掘した地域で有名であるけれども、※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影火山活動関連の山体崩壊による岩屑(がんせつ)なだれによる地形も有名である。山体崩壊 - Wikipedia岩屑なだれが発生した地域は緩やかな傾斜となり、スキー場として最適な地形となるた...

 

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに行ってきた。このジオパークの概要を説明すると、ジオパーク名にある通り、日本で恐竜の化石が発掘された地域で、日本最大級の恐竜博物館を拠点としたジオパークである。FPDM: 福井県立恐竜博物館恐竜博物館のある福井県勝山市は、日本最古の地質帯である飛騨帯に位置し、まだ日本列島がユーラシア大陸の東端にあった頃に付加された地域となる。日本列島誕生。大陸...

 

JavaScriptのAnalyzerNodeで音に反応して動きを変えてみる

JavaScriptのAnalyzerNodeで拾った音の周波数を可視化してみる3までの記事で、HTML5のWeb Audio APIにあるAnalyzerNodeでマイクから拾った音を周波数データとして取得してみた。今回はこのデータを使って、HTML5 Canvasで作成したアニメーションを制御してみる。はじめに音は関係なく、丸がただ動くだけのアニメーションを作成してみる。今回は前回のコードのdraw関数のみの修正となるので、実際に書いたコードもdraw関数のみ...

 

Go言語とSQLiteでプリペアドステートメント

Go言語でINSERT文を書く時、直接user_idやpriceなどの変数を構文中に入れるとデータを消去されたり改変される危険性がある。これをSQLインジェクションと呼ぶ。SQLインジェクション - WikipediaSQLインジェクションを阻止するための方法にプリペアドステートメントがある。例として、下記のようなコードを記載する.package mainimport ("database/sql""log"_ "github.com/m...

 

あの山に海底火山の跡はあるか?

二価鉄を求めて-後編までの話で、植物の光合成には二価鉄が大事だけれども過剰症には注意という生理的なものから安山岩、玄武岩質的火山から流れる川には有機酸でキレートされた鉄があるという内容を記載した。これらの内容を踏まえ、ここ最近、特徴のある地域をいろいろと行ってみて思ったことがある。台風でも倒伏しないイネ粘性の低い火山の火山灰(凝灰岩も含む)や火成岩を母岩とする地域では生育が良いという定説があるが、海底火山の痕跡がある山が近くにある土壌も生育が良いのでは?と思うようにな...

 

二価鉄を求めて-後編

二価鉄を求めて-前編-で鉱泉から含鉄(Ⅱ)の水質は山の岩石に因ることがわかるという内容を記載した。山の岩石という内容で挙げておきたいのが、かんらん石、輝石や角閃石といった有色鉱物だろう。これらの鉱物には鉄やマグネシウムを含むだけでなく、他の様々な微量要素を含む鉱物もある。その中でも更に取り上げたいのが、かんらん石だ。かんらん石といえば、今まで苦土とケイ酸の話題として挙げた。栽培にとっての苦土の基のかんらん石植物はどのようにしてシリカを吸...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ