ジスルフィド結合の切断方法で強い結合を切る方法を見た。
蕎麦殻内にある強い結合を切る方法はわかった。
しかし、強い結合を切ることが得意な微生物がどこにいるのかわからない。
というわけで、
ジスルフィド結合を切った後に生成されるシステインの分解を見て、
そこからヒントを探してみることにしよう。
システインは主要アミノ酸の中で、最後のアミノ酸(システインの次は他の主要アミノ酸にならないの意味)で、
(左:システイン、右:ピルビン酸)
システインから諸々が外れて、
代謝に使われるピルビン酸に変わる。
この時、
H2S(硫化水素)やNH3(アンモニア)という臭い分子が発生しているとなると、
硫黄を比較的たくさんもつタンパクは、
他のタンパクと比較して臭気を発生させやすいのかもしれない。
どちらにしろ、
蕎麦殻に有効な資材等は今の時点ではわからないな。