ススキの強さと窒素固定の最後にススキがやたらと生育が良かったのは昔から認識されていたらしくと記載した。
それが分かるエピソードでも書こうと思う。
前に奈良のとあるところで栽培をしていた人から、農薬がまだ使用される前の栽培の話を聞いた。
その人が子供の頃の話で、親の作業の手伝いの内容だったんだけど、
栽培している畑の近くに、ススキを育てている箇所を確保して、子供たちは学校から戻ってきたら、ススキを刈り倒して、それを畑の畝と畝の間の通路に敷いていくということをずっとやっていたらしく、
そういえばあの頃は作物が虫の食害を受けるなんてことはなかったなと言っていた。
ススキを育てっぱなしにしているところは、前回記載したススキの窒素固定があればこそのもので、昔から施肥した以上にススキは育つということが経験からわかっていたんだろうな。