学生の頃、とある講義でこんな話を聞いた。

植物の体は分解されて腐植になるに従って、構成していた植物繊維が水を吸い、保水するようになる。


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これですね。

ある程度成長した植物の茎が土壌の微生物らによって分解されたことにより、分解された断片が土の一部として混ざっている。


これが水を保持するんだったら、こういうものが土壌中にたくさんあれば、土は保水性を持つってことだよね。


しかもだよ、上の写真を良く見ると、


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ところどころに空気の層(間隙と呼ぶ)ができているため、水が排水されやすい箇所ができている。


つまりは、腐植を入れると保水性と排水性を同時に確保できるということもこの写真からわかる。


補足

今回の話、良い感じに保水する段階になった植物体を入れるなら良いけど、それよりも前段階の植物体を入れたら、排水性だけ向上になって逆効果となる。


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