前回のクリの木は虫媒花の記事で、匂いの要因であるか?は不明だけれども、


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スペルミンという物質(以後ポリアミンとする)があることを見た。

おそらくだけれども、クリのハチミツあたりにはこのスペルミンが入っている可能性があるため、この物質が体にとってどのような影響を与えるのか?が気になった。


というわけで早速検索をしてみると、早田邦康著 高ポリアミン食による哺乳類のアンチエイジング - 日本食品科学工学会誌 第61巻 第12号 2014年 12 月に行き着いた。

タイトルでわかる通り、ポリアミンは老化抑制に関与している可能性があるそうだ。




ポリアミンを摂取すると腸管内で分解されず、血中にのって様々な器官に運ばれる。

人体では何らかの刺激で免疫細胞が活性化され炎症反応を示すが、特に高齢者では軽微な刺激であっても免疫細胞が活性化される為、慢性炎症になりやすい事に対して、ポリアミンは炎症のきっかけとなる機能を抑制し、免疫細胞の働きを調整するそうだ。

他には糖や脂肪の代謝と蓄積を調整し、蓄積脂肪量を抑え、動脈硬化等を予防する。

他にも発癌との関係も記載されていたが、この場では触れない事にする。


別記事で農学博士の方が作成した読み物の細胞を元気にする物質「ポリアミン」の基礎知識 | ポリアミンの力 | 健康腸寿ナビ | ポリアミンがかなえるいつまでも健康な暮らしというコンテンツを読むと、ポリアミンの合成量は加齢によって低下していくそうだ。

他に腸内細菌に因るものという記述もあったが今回は省略する。


免疫細胞の活性化の件と加齢によるポリアミンの合成量の低下は、昨今話題になる某ウィルスの感染による高齢者の重症化を連想させる。

ウィルスによる感染症に対して我々は正しく恐れる程の知見があるか?


スペルミンの合成は旨味成分でよく挙がるオルニチンというアミノ酸をCoAやSAMで修復等をしながら合成していくので、まずは旨味成分豊富なものをしっかり食べるというところかなと。

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