キノコとヤシャブシの記事までで最近キノコの話題をよく挙げている。
キノコの事を学ぶ理由は大きく二つあって、一つはブナシメジの廃菌床を活用したいの記事にあるように堆肥の深い理解の為に必要で、もう一つは今は伏せておいて、そのうち記載することにする。
今までの記事で菌床栽培出来るキノコは大体が腐生菌で菌根菌のキノコは菌床栽培できないという事がわかった。
※ただし、ホンシメジにように例外的に菌床栽培できるキノコもいる
菌床栽培で更に何かないか?を検索してみたら、武智稔恵等 食品廃棄物を利用したブナシメジの栽培 - 廃棄物資源循環学会論文誌,Vol. 23, No. 1, pp. 10-17, 2012という研究報告に行き着いた。
ブナシメジの菌床栽培において、キャベツの芯、ニンジンやジャガイモの皮等の野菜くず培地や、
バナナの皮を乾燥させたものの培地でブナシメジは子実体(可食部のこと)を形成するまで栽培できるか?というものだった。
どちらも菌糸の伸長は遅いながらも、子実体の形成までできたそうだ。
話は少し変わるが、この試験の際に各培地の素材の100gあたりの一般成分がまとめられているのだけれども、バナナの皮はタンパク、脂質や炭水化物の含有量は少ないのだけれども、灰分(ミネラルのこと)の含有量が各野菜クズと比較して最も多かった。
これは菌床栽培の培地に限らず、有機質肥料として優秀な成分構成ではないか?
バナナの皮にはどんなミネラルが含まれているのか?
カリウムあたりかな?