キノコの事を網羅的に調べていて、Wikipediaでマッシュルームのページを読んでいた時に興味深い内容が記載されていたので紹介する。

紹介の前にマッシュルームそのものの話だけれども、日本でマッシュルームの近縁種について触れておくと、ハラタケになる。

一般的に雨の後野原や草地に見つけることができるらしい。

ハラタケ - Wikipedia


この内容を踏まえた上で、マッシュルーム - Wikipediaに記載されているマッシュルームの人工栽培についてだけれども、


※上の写真は育苗床の踏み込み温床。木くずに米ぬか等を混ぜ、適度な水分にした後、上から踏むことで発酵熱が発生する


もともとはメロン栽培の熱源の為の温床が始まりだったそうだ。

馬糞や藁を集めると熱が発生して、熱が出切ったところからハラタケ類のキノコが発生している事が発見されたらしい。


栽培の流れは温床の有機物に先駆的放線菌等の微生物が増殖する。

これらの細菌が難分解性有機物のリグニン以外の分解しやすい有機物から分解を始め、分解しにくい有機物が残る。

この状態でマッシュルームの菌が先に増殖した微生物を分解摂取し、次にリグニン、最後にセルロールを分解吸収することで成長するそうだ。

リグニンの分解に関与する白色腐朽菌




マッシュルームの栽培の話はここまでにしておいて、



野積みした堆肥にキノコが生えていた場合、堆肥の表面上にいた細菌は後発のキノコの菌糸によって食われている可能性が高いと判断して良いだろう。

キノコの栽培の知見を介して、土壌の微生物叢の遷移が少しイメージできるようになった気がする。


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