
佐賀県のハウスみかんの産地で、バークの下にあったミカンの枝葉で赤紫の箇所があった。
この色は様々な植物のリン酸欠乏で、これより少し赤みがかった色素を見たことがあるぞとリン酸欠乏周りから調べてみた。
様々な植物はリン酸欠乏の時はアントシアニンを蓄積させるらしいので、上の写真の赤紫も分解中のアントシアニンなのだろうかとアントシアンのことを調べてみると事にする。
色について、花弁の特集ではあるけれども、下記のページに興味深い記述があった。
pHによるアントシアニンの発色の違いということで、pHが低い場合は赤色で、pHが高くなるに従って、紫→青→緑→黄となっていく。
※中性域が紫色となる
pHに関する記述は他にもあって、一般にpHがアルカリ性に傾くとアントシアニンが不安定で分解されてしまうとのこと。
これらを踏まえた上で、ミカンの葉で合成されるであろう色素について調べてみることにする。
ミカンと色素で検索をしてみると、

Green Planetさんによる写真ACからの写真
ミカンにはβ-クリプトキサンチンとノビレチンという色素が含まれているらしい。
β-クリプトキサンチンはカロテノイドの一種でノビレチンはフラボノイド系のポリフェノールとなる。
果皮に蓄積された色素は葉で合成されるということにして話を進めて、葉にも上記で挙げた色素が含まれているということにする。

バークの下で分解が進むミカンの葉の周辺のpHはおそらく酸性に傾いているので葉に含まれるであろうフラボノイドは構造的に安定化しつつ赤紫となるはず。

これはフラボノイドなのだろうか?
これ以上先の話は更なる知識が必要になるので、一旦話はここまでにしておこう。



