ココアの開発の先のチョコレートの誕生の記事で、生チョコレートの誕生について触れた。
生チョコレートの誕生まででも十分化学的な要素があったが、いよいよ最後の
ミルクチョコレートについて触れることにする。
ミルクチョコレートというのはその名の通り、
チョコレートの加工の際にミルク(牛乳)を入れたものだ。
ミルクを入れることにより、チョコレート本来の苦みが軽減され、食感が向上する。
チョコレートにミルクを加えるのに、技術的なブレークスルーは必要だったのか?と疑問になるが、ココアバターの油脂と水分の多いミルクは油と水の関係上混ざりにくかった。
この問題を解決したのが、
粉乳にする技術が開発されたかららしい。
粉乳にすることで、ミルクから水分がなくなり、ココアバターと混ざりやすくなった。
ミルクから水分を飛ばすだけならば、加熱をするだけで良いのでは?と思ってしまうが、おそらくそう簡単な話ではないのだろう。
簡単ではあるが、チョコレートの歴史について触れたので、沖縄県産カカオのチョコレートは非時香菓であると言いたいで触れたような内容にいつでも参加できる準備はできた。