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知人のSNSの投稿で、2023年に訪問した沖縄のヤンバルでカカオを栽培している方が、100%沖縄産カカオでチョコレートを製造することができたという内容があった。

※下記のリンクは関連記事

沖縄県産カカオについて | OKINAWA CACAO

カカオベルトを太くする | OKINAWA CACAO


この投稿を目にした後に様々なことが頭に浮かんで、その高揚に合わせて今回の記事を投稿しようと思う。




真っ先に頭に浮かんだのが、非時香菓(ときじくのかくのこのみ)という日本の神話に登場する不老長寿のお菓子だ。

何故沖縄のチョコレートから神話に登場するお菓子?という疑問が生じるはず。


最近のDNA解析により非時香菓は沖縄本島の北部に位置するヤンバルに自生していたカンキツというものが有力で、冒頭の方がカカオを栽培している園地の奥の山である可能性が高い。


実際にカカオを栽培している園地に行ってみたら、


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緑色片岩が至るところにあるときたもんだ。

田道間守が目指した常世の国はヤンバルの事か?


当ブログで頻繁に話題に挙げているが、神話の至るところで緑色片岩や緑色凝灰岩が絡んできて、カカオの園地自身が既に神話の世界の延長上にいる。

天沼矛のモデルとなった上立神岩

岩橋千塚古墳群と緑色片岩




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※画像:沖縄県産カカオについて | OKINAWA CACAOより引用


次にチョコレートの方だけれども、チョコレートの原料のカカオが非時香菓と同様に不老長寿の薬として扱われていた歴史がある。


お菓子の神様田道間守命が不老長寿の薬を求めた冒険をしたであろう地で、これまた不老長寿の薬であるカカオ豆を栽培して、チョコレートの製造まで行っている。


冒頭のリンク先の記事を読む限り、課題はたくさんあるようだが、着実に一歩ずつ進んでいるようで、そんな沖縄産カカオのチョコレートに対して、お菓子の神様の御加護があってほしい。


そして、沖縄産カカオのチョコレートも非時香菓のようになってほしい。


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