畑や田全面で同一の植物種が覆ったところを俯瞰してみると、色々と見えてくるものがあって、時々緑肥で覆ってみると良い事があると思っている。
この写真は物理性の改善 + レンゲの栽培で植生は変化したか?の記事で触れたレンゲを播種した田だけれども、前年度と比較して、
ナズナが田一面を覆った。
ナズナが枯れた頃にレンゲが旺盛になって一面レンゲの花が開花するだろうと期待しているけれども、実際はどうなるのか?という事も興味がある。
このナズナの草原を俯瞰してみると、
所々で花が高い位置でこんもりしている箇所がいくつもあって、
どうやらレンゲと共存しているように見える。
現時点ではレンゲがナズナによって旺盛になっているか?それともナズナが競合になってレンゲの生育が遅くなっているか?の判断は付かないけれども、ナズナの生育が旺盛になったのであれば、レンゲのタネをもっと密に播種すれば、ナズナの土壌に与える影響はもっと大きくなるような気がしている。
師の所に居た頃、栽培していない畑一面にクローバを播種した事がある。
クローバが旺盛だったのは初春〜初夏までで、その後も放置していたら、
上の写真のようにクローバの隙間からイネ科のエノコログサが生えてきて、一面を覆ったということがある。
しかもエノコロが人の背丈ぐらい伸長した。
エノコロは根が強靭で、エノコロが枯れた頃に土を触ってみたら、緑肥のエンバクの後のような物理性の改善が見られた。
クローバとエノコロの話のように緑肥のタネを蒔いてみると、小規模でありながら明確な生態系の遷移のようなものが見られる事があって、
今回のレンゲとナズナ間も予想を超えた何かが見れるのでは?と期待している。