毎日農道を歩いているのだけれども、
ちらほらとレンゲが咲いている事に気が付いた。
レンゲが咲いている田はどこも昨年はレンゲが生えていなかったので、今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたことの記事で紹介した田の成果を見て、マネをし始めたのだろうか?
そうであれば、良い傾向になりつつあるなと。
ただ、レンゲ栽培には注意点があり、その分の詰めがないので、見様見真似では成果がでなさそうで、栽培はやはり感と経験だけではどうにもならないだなと。
今年からレンゲを始めた田を見て、ふと思った。
観測対象の田はまだレンゲの花が咲いていない。
花が咲いていないということで連想することとして、土壌の物理性・化学性の向上がある。
栽培中に作物が感じているストレスとは何だろう?の記事で紹介したように、主に葉物野菜のようなトウ立ちをしてしまったら品質が激減する作物で、土壌の物理性・化学性が向上すると、トウ立ちの時期がズレて、長い間収穫することが出来るようになるいった話がある。
ただ、この話題は花芽形成が気象条件(日が長いか短いか?温度が高いか低いか?)がトリガーになっている作物限定の話で、レンゲに当てはめることが出来るのだろうか?
レンゲの花芽形成の条件を調べてみたところ、安江多輔編著 レンゲ全書 来歴・性状・栽培・利用文化 農文協の15ページにレンゲの花芽形成は長日条件と記載されていた。
※花芽分化は冬期の低温
観測対象の田の開花が遅いのは、土壌の物理性・化学性が向上したことであったら良いなと期待しながら観測を続けることにする。