栽培の教科書でベースとなっている赤土というのは火山岩由来の風化土であることがわかった。
といっても、
実際は火山岩といっても鉄の少ない安山岩よりも鉄を多く含む玄武岩由来のものを指すらしいけど…
でだ、
ここまでわかった上でどうしても不思議に思うことがあるんだ。
それは、
花崗岩(深成岩)由来の真砂土よりも火山岩由来の赤土の方が腐植が多い傾向があるということ。
※栽培学の教科書ではよく記載されている内容
どちらも岩を形成した時、
生物由来の有機物を圧縮して岩化したわけではないでしょう?
火山岩は突然地表に現れ、突然固まるから鉱物が多そうだし、
深成岩は海底でゆっくりと圧縮しているので、その過程でサンゴの死骸とかを取り込んでいたりしないのかな?
そこで地質に対して拙い頭で考えてみた。
安山岩と
花崗岩、
この時点での大きな違いを挙げてみると、
花崗岩の方が風化されやすく崩れやすかったはず。
となると、
花崗岩の方が空気に触れるだけで土化しやすいことになるわけで、
岩から土に遷移する過程で、
花崗岩よりも安山岩の方が植物の根から放出される酸や微生物の合成する酸によっての風化の機会が多く必要であると考えられる。
風化に多くの生物の介入が必要であるということは、
その岩の周りでたくさんの生物の死骸が溜まるというわけで、
安山岩を風化させる方が腐植(生物の死骸由来の有機物)が溜まりやすい。
そういうことで合っているのかな?
このイメージが正しければ、
山を切り開いて出来た国営農地などに対する取り組み方が変わってくる。