先日、東尋坊へ行った時、セイコガニが入った味噌汁を飲みました。
前の投稿ではカニを食べに福井に行ったわけではないと記載しましたが、
せっかく訪れたのだからとベタな行動をとったのです。
卵がぎっしりと詰まっていて、とても美味でした。
カニを食べ終わると残るのがカニ殻だよね。
カニ殻を見ていると思い出すのが、
九州の養鶏家の方から聞いた話。
って、
以前、カニ殻の保護に包まれてで書いていたね。
とある港町で食品残渣として出てくるカニ殻を鶏に与えていたら、
その鶏が産む卵の黄身が美味しそうなぐらいの鮮やかな色だったと。
あまりにも美味しそうだったので、
卵の黄身に着色するためにカニ殻を与える様になったと。
ここでいつも思うことがある。
よく見かけるんだけど、
卵の黄身は着色料を使っているから人工的で不自然で体に悪い。
卵の黄身は白っぽい方が良いんだと高々と宣言して販売していた方がいたけど、
卵の黄身の色は飼料の種類によって決まるみたいで、
トウモロコシを与えると黄色っぽく、飼料米を与えると色が薄くなる。
カニ殻を与えることによって、更に黄色っぽくなるのであれば、
以前も記載したのだが、
親が子(卵)に対して摂取したものから何らかの有用成分を取り出して与えている可能性があることになるわけで、
そこには人工的とか不自然という話はどこにもない。
おそらく、
着色料という言葉のみを聞いて、何も考えずに人工的と判断したのか?
何も考えずに人工的と判断してしまう様な方を集めて商売をしているのだろうか?
そういうことだと思うけど、
それはそれで残念なことだと思う。
これは想像だけど、
鶏にカニ殻を与えた方は、
なんだか知らないけど、うちの鶏の産む卵は美味そうに見えるぞ!
とこの発見にとても興奮したことだろう。
それを着色料だとか人工だとか不自然だといって名前から判断して悪いものとみなす流れは、
色々なイノベーションを封じてしまう風潮だと思う。
遺伝子組み換えとかもそうで、
手法を知らずに反対するのはどうかと思う。
※補足
カニ殻の保護に包まれてでも書いたけど、
最近は鶏に卵の着色のためにパプリカとかの鮮やかな飼料を与えているとのこと