京都の銀閣寺付近にある哲学の道というところに

2つの川が交差する個所がある。


唐突だけれども、

この個所に行ってみることにする。


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該当の個所についた。

白いガードレールで囲まれているところが北の比叡山方向から流れている白川で、

右側から左側に流れるのが白川疎水路(琵琶湖疏水)という人工の川となっている。

琵琶湖疏水 - Wikipedia


上の写真で右端のところに行ってみると


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白川疎水路が白いガードレールで区切られた白川の下を通り、



こんな感じで高低差を逆行するように水が流れている。

※大きな川(高野川)を渡るところだけ一旦水路から離れる


ここらへんも先日のブラタモリの京都・東山(#102)で説明されていたので、

詳しく知りたい方は本が出てから購入してください。

NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#102 京都・東山」


ちなみに今回の記事で琵琶湖疏水の話題はここまで。




比叡山山頂から大文字山を見るで京都の東山を代表する比叡山と大文字山の間には花崗岩の個所があって、

花崗岩は硬いけれども風化しやすいという特徴により、

周辺の岩石よりも花崗岩がはやく風化する。


その影響が先程の白川で良く見えると、

これまた上で紹介したブラタモリの#102 京都・東山で紹介されていた上、


それよりも前に

海洋の研究者である藤岡換太郎先生の著書でどれだか良く覚えていないが、


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『山はどうしてできるのか』(藤岡 換太郎):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部


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「川はどうしてできるのか」既刊・関連作品一覧|講談社BOOK倶楽部


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『三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち』(藤岡 換太郎):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部


これらの本のどれかに白川のことが細かく紹介されていた。


白川の白は水が白いわけではなく、


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川の底に堆積したものが花崗岩が風化してできた真砂土で、

更に有色鉱物が先に流れてしまうため無色鉱物(白や透明の鉱物)が川底に残るのだそうだ。

五代松鍾乳洞付近にあった深成岩

記憶の中では真砂土は白かった


これらの堆積した無色鉱物の色を見て、この川を白川と名付けたらしい。


白川の堆積物によって、

また一つ花崗岩について知ることができたよ。


岩石の風化作用と山からの土砂についての知識は、

土を理解する上で強力な一手となることは間違いない。

粘土鉱物を理解する旅