唐突に葛布で出来た服を購入することができるのかな?と思い検索をしてみた。
葛布というのはグリーンモンスターと呼ばれるマメ科のクズから出来た布で、モンスターという名称があるように成長が旺盛だ。
※グリーンモンスターと呼ばれるのは海外での話
一方、日本ではクズは秋の七草の一つとして扱われていて、
美しい花を咲かせる他、根に蓄えられたデンプンの活用、飼料としての利用や繊維から布を作ったりと有用な植物だったりする。
葛布の歴史は古く、平安時代の貴族や江戸時代の武士が利用していたという記録があるらしい。
そんな葛布だけれども、最近見かけなくなったのは、明治時代以降の海外とのやりとり(コストの面)が関係しているそうだ。
話は戻って、葛布の服を検索していたら、購入とは関係なく興味深いニュースページにたどり着いた。
そのニュースとはソフトバンクの取り組みとして葛布の製造の支援をして、葛布の文化を残すという取り組みをするそうだ。
身近な野草「葛(クズ)」を活用して、地球環境保護と伝統文化の保全に貢献 - ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース
葛布の製造にはクズの蔓(つる)を用いるそうで、残った葉はどうするのだろうか?
葉を発酵させて、良質飼料にするといったことができるのだろうか?
成長の早い植物の活用が盛んになれば、光合成で水を大量に用いて固定されるわけで、雨の多い日本に対して、小さいかもしれないけれども何らかの良い結果に繋がるのでは?と期待している。
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