最近はアミノ酸の事をより深く知ることをテーマとして、関連しそうなものであればとにかく読むということをしているわけで、
その根本にあるのが、結局のところ、アミノ酸肥料は施肥後の費用対効果は大きいの?ということがある。
アミノ酸肥料は株を丈夫にしたり、光合成能力の向上を期待する他、食味の向上も当然のことながら狙っているはず。
ということで、人体において各アミノ酸の食味はどうなのか?を
アミノ酸 タンパク質と生命活動の化学 - 東京電機大学出版局から抜粋してみることにする。
183ページから味覚とアミノ酸という節がはじまる。
人の味覚は主に、甘味、塩味、酸味、苦味と旨味を感じ、酸味は熟していない果実や腐敗した食物などのシグナルで、苦味やアルカロイドを中心とした毒性のシグナルで、どちらも生命の危機の判断として利用されることが多い味覚となる。
※酸味と苦味の中には当然のことながら、毒性のない有益なものも含まれる
アミノ酸は、甘味、旨味、酸味と苦味を持つ。
記載する前の前提条件として、アミノ酸にはL型とD型があるけれども、今回はL型のみにする。
L型とD型の詳しい説明はここではしない。
それを踏まえた上で、旨味はグルタミン酸とアスパラギン酸、ただし、この2つは酸味のアミノ酸でもある。
甘味はアラニン、グリシン、スレオニン、セリンとプロリン
苦味はアルギニン、イソロイシン、チロシン、バリン、フェニルアラニン、メチオニン、リジンとロイシン
これを踏まえた上で、アミノ酸肥料には動物性と植物性があるけれど、再考に表記されているアミノ酸の構成比を見たら、アミノ酸肥料を施肥したら作物はどうなるのでしょうね?