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連日、土壌分析の結果について話をする機会が続いた。

カリに注目する機会が多いのだけれども、ふと「そういえばカリの測定方法は一度も調べたことがないな」ということが頭に浮かんだ。


というわけで、農林水産省のサイトにある土壌分析法を読んでみた。

交換性塩基(カルシウム、マグネシウム、カリウム)は原子吸光光度法,炎光光度法で測定と記載されていた。

カリウムは炎光光度法によって測定するそうだ。

炎光光度法で用いる炎光光度計はナトリウムやカリウムの炎色反応を定量分析する。


炎色反応というのは、


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特定の物質のみを集めて火をつけると各々の物質毎に炎の色が違うことを指す。


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パブリック・ドメイン, リンク


ちなみにカリウムの炎の色は淡紫色であるそうだ。

炎色反応 - Wikipedia




実際の測定だけれども、炎に色がつき、色は波長であるため、数値も波長として取得することが出来る。

採取した土を決められた手順で不純物をなくした溶液をガスの炎を追加させ、その時に発光した波長を電気信号に変換して測定する。

炎光光度計(Flame Photometor)- ユラボジャパン株式会社を参考にした


電気信号に変換する箇所について興味があるが、電子工作に関する経験値を積んでから改めて見ることにしよう。