珪藻土という土が気になった。
珪藻土といえば、家の壁に塗り、湿気がある時は壁が湿気を吸い、乾燥している時は壁から湿気を放出するということを期待された建築資材だったと思う。
珪藻というガラスの殻をまとった微細藻類の死骸が堆積してできた土が珪藻土になるわけで、殻の成分である二酸化ケイ素(SiO2)が主の土であるわけだけれども、
Images courtesy of Mary Ann Tiffany, San Diego State University. - Bradbury J: Nature's Nanotechnologists: Unveiling the Secrets of Diatoms. PLoS Biol 2/10/2004: e306. doi:10.1371/journal.pbio.0020306, CC 表示 2.5, リンクによる
殻には小さな孔が無数にあり、多孔質なケイ素を豊富に含んだ土となる。
珪藻土は肥料としても利用されているらしく、水分や油分を大量に保持が期待出来るそうだ。
水分が保持しやすいという事は、ケイ酸の周りに常に水があることになるわけで、微量ながらケイ酸が常に溶けている状態になっているはずだ。
このケイ酸が作物にとって有利に働くという事はあるのかな?