奈良県吉野郡の天川村洞川(どろがわ)に行った。
行く直前に知ったことなのだけれども、
この地域には以前、五代松鉱山というものがあった。
※五代松でごよまつと読む
※ホッパー跡
今は廃坑のため、中に入ることは禁止されており、
入ると逮捕されるから絶対に入ってはいけない。
この五代松鉱山では鉄が採掘されていたらしい。
五代松鉱山のすぐ近くに、
この鉱山を発見した五代松さんが発見した鍾乳洞がある。
おや?
後日触れるけど、鍾乳洞というのは石灰岩質な地形で発達した洞窟のはずで、
石灰岩的な母岩では鉱山と呼べる程鉄は採掘できないよな?
※石灰岩はチャートや泥岩と同じ堆積岩で炭酸カルシウムを含む生物の死骸から形成された岩
とりあえず、ズリに入れないので、
ズリ周辺や河原の石を見てみると、
※ズリは採掘時に不要になった石を捨てる場所
チャート等の堆積岩に混ざり、遠くからでもよく目立つ白い石があり、
時々、
このような石があった。
これは花崗岩か?
とりあえず地質を調べてみると、
花崗岩質の深成岩だった。
花崗岩?
花崗岩って鉄を多く含んでいるのか?
花崗岩の隣のエリアを調べてみると、
付加体(堆積岩)となっていた。
今回の話で更に情報を得るために、
近隣の採石をしている方に聞いた話があるけど、
話が長くなってきたのでそれは次回
※土地の所有者のため、鉱山跡付近に入っても違反ではない方です。
- 続く -