恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに行ってきた。
このジオパークの概要を説明すると、
ジオパーク名にある通り、
日本で恐竜の化石が発掘された地域で、
日本最大級の恐竜博物館を拠点としたジオパークである。
恐竜博物館のある福井県勝山市は、
日本最古の地質帯である飛騨帯に位置し、
まだ日本列島がユーラシア大陸の東端にあった頃に付加された地域となる。
恐竜が栄えていた中生代(2億5200万年〜6600万年前)の三畳紀、ジュラ紀と白亜期というのは、
ユーラシア大陸から日本が分離される前で、
ユーラシア大陸の東端で生きていた恐竜の骨が、
飛騨帯の地層から化石として発掘されたという流れになる。
発見される前は
日本には恐竜は生息していなかったという考えが主流だったため、
勝山でたくさんの種類(現時点で5種)の化石が発見されたのは凄いことだった。
※日本で最初に発掘された恐竜の化石は北海道になっている
飛騨帯と言えば、
日本最古の石の片麻岩もこの地帯から発見された。
恐竜の他にも
哺乳類の時代と言われる新生代の中新世で活発な火山活動があったとされ、
火山活動と大崩壊による地形を確認出来たり、
九頭竜川の作用による河岸段丘が確認出来たりと、
地形(や歴史)について学べることが多いジオパークとなっている。
次回から火山について学べる場所に行ったことをまとめることにする。
-続く-