先日の宮城県遠田郡涌谷町のうじいえ農場さんの社内勉強会に呼ばれ肥料の話をしましたで記載した通りで、宮城県に行く機会ができました。
出身は神奈川で京都を拠点としている私にとって、宮城県のある東北というのは今までほぼ縁がなかった土地で、宮城県を含む東北は新境地みたいなもの。
宮城県の位置を地図で確認すると、
この辺り。
先日訪れた遠田群は仙台よりも北西に向かったところにある。
フォッサマグナよりも東の地域で、今まで話題に挙がっていないけれども、棚倉構造線という東北とそれよりも南の地域を分ける構造線よりも上ということで、今まで訪れたところではない別世界に降り立ったようなものである。
(株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形 16ページより引用)
火山のあるところと再び京都夜久野高原の宝山に目を向けてみると
日本海溝の影響を受け、周囲にはたくさんの火山があるけれども、
(非アロフェン質黒ボク土とフィールド科学に魅せられて 肥料科学,第29号,1~62(2007)の18ページから引用)
火山フロントの東側の地域のわりには黒ボク土が少ないところ。実際に遠田郡涌谷町の地質や土質を調べてみると、
遠田郡を囲む山々は火山で形成された岩石で、
水田、畑地が広がる箇所は海成または非海成堆積岩類とされている。
ここは京都市内と同じ記載になっている。
土質は
グライ土の箇所が多く、周辺の黒っぽいエリアを確認しても、
黒ボク土ではない。
※泥炭土ははじめてなので、次回以降に改めて調べて記載する。
実際にこの地域の畑を見てみると、
京都で見かける土と似ており、
こねられているところも見覚えがあるんだけど、
比較的乾燥しているところを近づいてみてみると、なんだか違う形状をしているなと。
これが泥炭土というものなのだろうか?