遠くの木を意識するようになって、今の時期に林の上の方でクリーム色に覆われている箇所が時々目に付くようになった。
はじめてみたような感覚に陥るので、意識していないと認識しないということを痛感する。
意識していないことで、今まで目から入る様々な情報を取りこぼしていたのだろうなと…
なんて前置きはここまでにしておいて、
近くで見れたわけではないので、この木が何なのか?を判断する術はないけれども、クリーム色で覆うように花を展開する木としてシイの木がある。
※時期的にツブラジイか?
仮にこの木をシイの木だとして、シイの木といえば虫媒花の花を展開する。
虫媒花であるため、遠くからでも目立っている必要があり、とんでもない量の花を咲かせている。
シイの花はクリのような独特な匂いがあるらしい。
シイの花の蜜や花粉の質(味や栄養価)を気にしないとして、単純に量のみ注目してみる。
養蜂家がハチミツの生産量の確保の為にシイの蜜を欲しいとする。
シイの木がどのような条件で生育しているのか?を整理してみると、
シイは極相種であるため、しっかりとした森が形成している必要がある。
こういう森林ではシイの他に蜜源になりそうな木は耐陰性の強い低木あたりで、開花数の多い草本の植物はほぼないと見て良いだろう。
色鮮やかな花の草は林縁に生息し、淡い色の花は森林の中心あたりで展開する。
こんな感じで捉えておくと良いのかなと。