前回の森林生態系の物質循環の記事で森林における窒素とリン酸の循環についてを触れた。
森林の生態系の制御要因(ある要素によって森林全体の生産性が制御されている)が水と窒素(とリン酸も含むかも)だと考えられている事を知り、ふと頭に浮かんだことがある。
森の土に一次発酵以降の家畜糞を撒いたら森林の生産性は向上するのだろうか?
家畜糞の熟成が進む程、硝酸塩等の無機窒素の量が増え、有機態リン酸や各種ミネラルも含んでいる。
※鶏糞堆肥 | 神奈川県相模原市の養鶏場 たまご街道 コトブキ園たまごのページに鶏糞の成分の記載がある
今回の話を試す為の山はもちろん持ち合わせていないので、影響のありそうなことを過去記事から引っ張ってくる。
真っ先に浮かんだものがミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らないの記事で触れている白色腐朽菌とトリコデルマの競合で、
この写真にあるような落葉の腐熟に負の影響を与えるかもしれないけれども、落葉がなかなか土化しなければ、それはそれで断熱効果がありそうでどちらが良いか?判断できない。
突然、木の周辺の養分が豊かになったら、その木はどうなるのだろうか?
関係あるかわからないけれども、触れておく話があるので、それを次回に記載することにしよう。