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前回の発酵鶏糞ができるまで3:一次発酵編で、

一次発酵では、

大量にあった尿酸が好気分解によってアンモニアに変化し、

大半のアンモニアは発酵熱によって気化する

ということを記載した。


それを踏まえて二次発酵以降の話。

二次発酵は発酵熱によって熱くなった鶏糞を冷ます反応。


ここでは注目すべき反応は特になくて、

注目すべきことは三次発酵から。


一次発酵終了時の大きな特徴として、

大量の尿酸をアンモニアに変えたというだけあって、

二次発酵時の鶏糞からはまだ若干の刺激臭が残っている


以前、

硝化細菌が植物の根の周りで頑張ってる

アンモニウムイオンが多いとミネラル欠乏が発生しやすいということを記載した。


ミネラル欠乏も嫌なので、

二次、三次発酵では気化しそこなったアンモニアをどうにかする。


アンモニアをどうにかする為には、

硝化細菌によってアンモニアを酸化すれば良い。

アンモニア臭は酸化で消そう


硝化細菌の活性条件は特になくて、

1ヶ月に渡ってゆっくりアンモニアを酸化させるらしい。

(一次発酵程高頻度で切り返しは行わないらしい)


強いて言えば、

硝化細菌は土着菌なので、

生育の良い畑の土を持ってきて混ぜると気持ち速くなるかもしれない。


この硝化作用と並行して他の反応もあるけど、

それは次の機会にでも記載することにしよう。


次の記事

発酵鶏糞ができるまで5:四次発酵編