真砂土をマクロレンズで撮影してからというもの、
マクロレンズで見えるものが増え、せっかく見えるものならそれらも判断基準にしたいということで、
鉱物図鑑を購入して鉱物のことをもっと知ることにした。
で、
火成岩と風化した土壌を見比べたりして、
真砂土は風化によりカオリナイトという粘土ができることを知った。
それを踏まえた上で、
いつものJA全農 肥料農薬部 施肥診断技術者ハンドブック 2003をペラペラとめくっていたら、
土壌中の主要粘土鉱物の性状という表があった。
なんてこった!
真砂土は石英と長石が主な成分で、
長石が風化することによってカオリナイトになる。
この表を改めて見てみると、
カオリナイトが一番保肥力が少ないじゃないか!
真砂土での栽培はきついというけど、
真砂土の粘土の大半がカオリナイトだとそりゃあ辛いだろうなと。
あと、
カオリナイト自身の結合が弱いから保肥力が低いのだろうけど、
記憶にある白い塊が簡単に崩れたという記憶は、
やはりカオリナイトで間違いなさそうだ。
となると、
真砂土の保肥力は深いところにあるということだね。
真砂土には
強力な粘土を突っ込むのが正解っぽい。