土に生ゴミを埋めるという日課という記事で話題に挙げた箇所で、時々大きな穴を空ける時がある。
何度も生ゴミを入れて、黒い層と薄い褐色の層が明確に分かれている。
大きな穴を空ける時は下の層を更に掘り進める。
上の黒い層はおそらく腐植の層なので、
図:藤嶽暢英 土・水環境に遍在するフミン物質の構造化学的特徴とその多様性 学術の動向 2016.2 51ページより抜粋
こんな感じの炭素化合物(上の図の角ばったところが炭素)が蓄積されていることになるので、二酸化炭素から合成された化合物が土に蓄積されていることになる。
少量ではあるが、大気中の二酸化炭素を放出させずに土に埋没させたことになるので、少しは温暖化の回避に貢献できたかな?
とりあえず掘った穴には、
剪定した枝葉を詰め込んで、土を被せて放置する。
忘れた頃に掘り返して、黒い層が厚くなっていることをこの目で見る事を楽しみにしていたりする。
P.S.
土に腐植を蓄積させると、その後に生える草の発根量が増え、発根量に合わせて地上部の葉の展開も増し、光合成時の二酸化炭素の吸収量が増える。
炭素化合物が蓄積されていない畑は大量にあるので、それらの畑で炭素化合物の蓄積を行ったら、どれ程の二酸化炭素を固定できるのだろう?
関連記事
稲作でカリウムの施肥を減らして、二酸化炭素の排出量の削減に貢献