今年は気持ち例年よりも紅葉が色鮮やかだなと思う。
振り返ってみると、毎年そんなことを思っている気もしてくる。
カエデが色づき始めてきた。
紅葉といえば、日中と夜間の寒暖の差が激しい程よく色付くという話題があった。
理由は葉の表面を紅色の色素で覆って、光合成を抑えたいかららしく、葉の葉緑素がパフォーマンスを発揮できない時の維持コストが高い事が背景にある。
であれば、昨今の地球温暖化で秋の気候の期間が短く、突然冬の気候になる傾向がこのまま進行すれば、年々紅葉は色鮮やかになっていくと考えられる。
そこでふと気になるのが、紅葉の色素であるアントシアニンがどのように分解され、土へと遷移していくのか?だろうか。
フラボノイドに糖(上の図右下)が付与された構造になっていて、水に溶けやすい。
アントシアニンから糖が外れた後に縮合型タンニンの一部になるのか?
それとも糖が付いたまま縮合型タンニンの一部になるのか?
アントシアニンは縮合型タンニンの一部に組み込まれないのか?
細かい話ではあるが、これから訪れるであろう里山復活の際の木の選定で重要な要素になるはずだ。
稲作の大規模化に向けた土壌の物理性の向上の技法の確立は急務の続き