青い10円硬貨の記事で青くなった10円硬貨の話題を記載したが、話が脱線したまま終了した。
今回はこの青さについてまとめていく。
青くなった10円硬貨は高校化学の範囲で説明できるので、整理しながら進めていく。
はじめに10円硬貨の主成分である銅が青くなる現象を緑青(ろくしょう)と呼ぶ。
銅が雨風に触れることで酸化する反応であるらしい。
化学反応を見てみると、
2Cu + CO2 + H2O + O2 → CuCO3・Cu(OH)2
になっている。
CuCO3は炭酸銅(Ⅱ)で、Cu(OH)2は水酸化銅(Ⅱ)でどちらも青い。
酸化した青い銅は昔は猛毒だとされていたが、今はそうではない。
ただ、この話を踏まえた上で思い返してみると、ホンモンジゴケ(銅コケ)と出会うで挙げたホンモンジゴケが思い浮かぶ。
猛毒ではないけれども、何らかの毒性はありそうだ。