今回は生ゴミを埋めた後に素焼き鉢で覆うの記事の続き。

前回の記事でカビは酸素は欲しいけれども紫外線に弱いと記載したが、この内容には続きがある。


※落葉の裏にあった菌糸っぽいもの。蜘蛛の糸ではないと信じたい


菌を研究している方からカビこと糸状菌は、糸状に広がっている菌糸の先端のみ有機物を分解する分解能があり、それ以外は先端に水や空気を送る通気口のようなものだと聞いた。

この話を聞いて今までモヤっとしていたものが一気に晴れたように感じた。




世界で最も大きな生物個体は菌という話がある。

これはある山の端にいた菌と、逆側の端にいた菌のDNA解析を行ったら同一個体であったという話題から、山の土の至るところに菌糸が張り巡らされている可能性が高いというものだ。



そんな菌糸で分解能があるのは先端のみで、それ以外の菌糸は水や空気を送る通気口のようなものであったとすれば、山の土の至るところに空気を運搬する管のようなものが張り巡らされているという事になる。



以前、ミミズは耕盤層に移動し、層でミミズ孔を形成するか?周辺の記事で、土壌中の酸素はミミズの移動によるものでは?と記載したが、そのミミズも糸状菌の菌糸の影響を受けて行動しているのかもしれない。


ミミズと植物の根は互いに影響を与えながら深いところを目指すの記事で、ミミズと植物の根がお互いに影響を与えながら活動をしていると記載したが、その活動の前に菌と植物との関係もあるわけで、糸状菌→ミミズ→植物のように考えれば、得られる事が多いはず。




栽培での糸状菌の利用を考えた時、糸状菌の活性を最優先にすれば、



リン酸が豊富に含まれた家畜糞を与える事が頭に浮かぶけれども、リン酸が豊富過ぎると土壌中の糸状菌が植物に対して病原菌となるか共生菌となるか?は施肥次第の記事で書いたような植物に対して病原性を持たない糸状菌が病原性を持つといった事が発生する可能性があるわけで、単純に糸状菌を活発にさせるといった発想はよろしくない。

環境保全型栽培を謳うならば、家畜糞による土作りを止めることから始めるべきだ


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