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写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用


ユレモという藻がいる。

ユレモというのは藍藻類の微生物で、

藻ではあるがシアノバクテリアというバクテリア(細菌:原核生物)に分類されている。

地衣類という菌たちの巧みな生き方

窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち


このユレモというのが、

名前の由来にもなるらしいけれども、

顕微鏡で見るとゆらゆらと動くらしい。


この動くに対して


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東海大学出版部から出版されている藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版には下記のように記載されている。


ところどころに孔があって、

その孔から粘液物質を分泌し、その時の反動で前進する

この運動を滑走運動と呼ぶ。

※上記で紹介した本の12ページより引用


この時分泌される物質はどうやら種毎に様々で、

種によっては毒性を示すものが含まれていることがあるらしい。




なぜ今シアノバクテリアであるユレモの滑走運動について触れたか?


この運動が土の理解をする上で重要な要因となるらしいが、

この話は長くなるので今日はここまでにしておく。


-続く-