夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見たで玄武岩質的火山で
赤い土と、
火山噴出物のスコリアを見た。
この山の赤い土の箇所はどこも赤いのか?
といえばそうではなくて、
時々、白い噴出物が溜まっている箇所もある。
これは二酸化ケイ素分が多い軽石だね。
玄武岩で構成されている山は、
噴火時のマグマの二酸化ケイ素の含有量が少ない事が特徴で、
少ないが故に粘性が低く、遠くまで流れるように広がるから
玄武岩質の火山は標高が低く横広がりになる。
とはいってもマグマには二酸化ケイ素は半分近く含んでいるわけで、
二酸化ケイ素はどの石にも均一に含んでいると思ったんだ。
だけど、
この宝山でよく見かけた石を見る限り、
無色鉱物の二酸化ケイ素が半分近く含まれているようには見えなかったんだよな。
だけど、
これでなんとなくわかった。
マグマに均一的に二酸化ケイ素が混じっていたわけではなくて、
二酸化ケイ素は局所的に集まるから、
局所的に軽石が多いエリアが出来たというわけね。
石の持つ情報量は多いな。
これは栽培を行う上でも超重要な知識になるはずだ。