稲作のごま葉枯病は土壌劣化に因るものだと考えるとしっくりくるの続き。

ごま葉枯病で苦戦している地域の話の詳細を更に確認してみたら、田に土砂が入ったそうだ。

その土砂がどのような土質であるか?が不明で、田の土壌の質が変わってしまったそうだ。



この話を聞いて、毎年報道されるようになった大雨による浸水被害を連想し、今後は今以上に多発するだろうから、今の機会に見ておくことにする。




田に入り込む土砂は上流に何があるか?によって異なってくるので一概に言えない。

養分を豊富に含む粘土鉱物のようなものであれば良いのだが、砂が多かったり、上流に鉱山跡があって硫酸塩系の要素が大量に含まれていたら大変だ。


とりあえず、養分を豊富に含む粘土鉱物の方で話を進める。

養分が豊富であるので一見、良い条件のように見えるが、切り開いて開拓した新鮮な土壌で栽培を開始する時に栽培が難しかったりする。



鉱物が安定していると表現して良いのか?

鉱物由来の成分がなかなか効いてくれないという事態に陥る可能性がある。


これを回避するには根酸に触れる、つまりは鉱物をクエン酸等の有機酸に晒し続ける必要があり、鉱物から溶脱した金属系の養分を土のもつ保肥力につなげておく必要がある。

クエン酸溶液の散布時の土壌の変化を考えてみる

マイナス増やして、大事なものを蓄えろ


もし田に限らず畑に土砂が入ってしまったらやるべきことは、



保肥力や発根促進の基になる植物性の有機物を可能な限り多く入れ、



緑肥で土を多い、発根量が増えた緑肥の根から放出される根酸を混入した土砂に晒し続ける。

この対応は物理性の向上による硫酸塩系のガスの被害も軽減させるので、悪質な土砂であってもそれなりの効果はある。


田畑に土砂が入った場合、物理性の改善をせずに施肥だけで何とかするのは無理がある。


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