地下水を組み上げたら赤い水が出てきて、
その水で散布をしたら金属が錆びた。
この水を使い続けても良いのか?という相談を受けた。
この話題が挙がった地域は元々住んでいた地域の近くということもあって
少しは土地勘があってところどころで赤い水が流れる用水路を見たことがある。
※京都府木津川市
それを踏まえた上で行ってきた。
苗場に到着して早速水を出してもらった所、
赤い水というものは確認できなかったけれど、
ハンガースプレーの先端が茶色みがかっていたり、
※ハンガースプレーについては下記のページをご覧ください
ホースの先にあるシャワーの箇所が錆びていた。
ちなみにこの場所は新設したばかりで錆びるには早すぎる。
そもそもなんだけど、
ハンガースプレーの先端はプラスチックなので錆びない。
これは赤い粉が付着していると言えるはず。
後ほど話題として挙げるけど、
地下水のpHが不安だったのでpHのテストペーパーで調べてみると、
オレンジ色に傾いていないので、pHの心配はなさそうだ。
何かヒントがないか?と現時点でわかることを色々と挙げてもらったところ、
・水質調査をしたら鉄とマンガンの数字が高かったとのこと。
・水をバケツにためたら油みたいなものが浮くことがある(今回は見られなかった)。
・付近の用水路で赤い水が流れているところがある。
これらの話で十分だ。
ここの地下水はどうやら赤い川と鉄細菌の話である可能性が非常に高い。
鉄細菌であれば、
ここに付着している茶色い粉は酸化鉄(Ⅲ)か硫酸鉄(Ⅲ)の可能性が高い。
次回から赤い川と鉄細菌についてを見ていくことにする。
- 続く -