前回、東北地方の宮城県遠田郡涌谷町で泥炭土という土質の地域に行ったことを記載した。
そこでは
見たことあるような気がするんだけど、なんか見たことがない土を見た。
これが泥炭土なのだろうか?
記録した地図を元に撮影した箇所の土質を調べてみるとやはり泥炭土とある。
しかもサブソイラで深く掘ったと言っていたので、表層と深い層の土が混ざっているのだろうなと。
取り急ぎ、泥炭土について調べてみると基本的特性は泥炭層(加湿地に繁茂した植物遺体の分解堆積した層)をもち、低湿地帯などの排水不良地に分布。土地利用は大部分水田である。
理化学的特性は
1.腐植含量高い
2.無機態養分に欠乏。
3.地耐力が小さい。
とある。
(施肥診断技術者ハンドブック 2003 JA全農 肥料農薬部 27ページより引用)
となると、昔ここは湖みたいのがあって、湖の底で有機物が堆積した。
その湖が島の隆起、もしくは海抜の低下で湿地になり、陸地になりで現れた土がここなのだろうな。
これは勝手な想像だけど、表層無機質と記載されているのは、水が引いた後に何度も川が氾濫するなり、水田で何度も川からの鉱物が流れ込み、それが表層で堆積したから表層は無機のもので覆われている。
というところかな。