その施肥の影響はいつまで続く?で書いた鉱物の劣化のこと、
鉱物由来の成分がなくなる以外にも大事な話がある。
鉱物、特に粘土鉱物は保水と保肥に関わるという話で、
粒子同士のつながりの中にそれらの特徴があるということを前の話で記載した。
これが、土壌が酸性になると粒子同士のつながりが弱くなって、
保水と保肥が亡くなってしまう。
たまにあるだろう。
元水田で粘土鉱物主体だったはずなのに、
妙にぱさぱさした土で草がなかなか生えないところが…
この土には保水性も保肥力もない…
そういうところは、
土が強い酸に当たっていた可能性があるかもしれない。
これだけでも、
施肥効率が下がって、肥料成分がほとんどなくて大変だけど、
それ以上に大変な話もある。
それは次の記事にでも書くとしよう。