黒糖とショ糖再びの記事までで糖というわかっているように見せかけて実は超難関で何もわかっていないものについて、自身のメモという意味合いで整理し続けてみた。
一旦黒糖から離れて、各地で話題に頻繁に話題に挙がるβ-グルカンについて再び触れてみることにしよう。
β-グルカンについてあまり聞かないという方は発根促進の肥料のビール酵母を検索してみると良い。
※検索のキーワードは「ビール酵母 肥料」で開発に関する検索結果が上位表示される。
β-グルカンについての概要を記載すると、
Masur - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
ビール酵母の細胞壁の構成成分の一つであるβ-グルカンを断片化し、それを植物の根に吸収させると発根が促進されるというもの。
この仕組みを読んだ時、β-グルカンは酵母に限ったことではないだろうと思ったけれども、今の知識ではどのように捉えるのだろうと気になった。
この話題に触れる為にはβ-グルカンという用語が何を示しているのか?を整理する必要がある。
β-グルカンという用語をWikipediaから抜粋してみると、
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β-グルカンとは、グルコースがグリコシド結合で連なった多糖であるグルカンの内、β-グリコシド結合で繋がった重合体の総称である。(途中省略)単にβ-グルカンと言った場合は、通常β-1,3-グルカンのことを指す。
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※β-グルカン - Wikipediaから一部改変して抜粋
上記の定義にあるβ-1,3グリコシド結合をβ-グルカンというのであれば、
植物の細胞壁であるセルロースもβ-グルカンであることになり、実際に用語中ではそう扱われている。
キノコの細胞壁もβ-グルカンで構成されている。
肥料としてのビール酵母に話を戻すと、発根促進としてのβ-グルカンの効果を謳っているのは植物やキノコではなく酵母のみである。
これは酵母の細胞壁が特異的なのか?酵母が最も研究しやすく、いち早く成果が出たからなのか?
β-グルカンについて更に見ていったら何かわかるかもしれない。
-続く-
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