倒木の下で発芽するドングリの記事に引き続き、里山のような環境での話。
カエデの木だったか?
木の根元あたりで、
とあるロゼットの草が目に付いた。
花の上に葉が展開しているように見えるので、珍しい形だなと思った。
受粉かタネの散布はアリが関わっているのかな?
帰宅してから調べられるように写真を撮影しておくことにした。
成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑を開いてみたところ、自信はないがおそらくシソ科のキランソウ(金瘡小草)ではないか?と判断している。
キランソウには面白い記載があって、別名をジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)と呼ぶらしく、薬草として優れていて、病人をこの世に戻す ≒ 病気を治して地獄に蓋をするという意味があるらしい。
薬草という話題に触れたら気になるのが有効成分だろう。
ということで早速キランソウの薬効成分について調べてみた。
キランソウ | 薬草データベース - 熊本大学薬学部 薬草園に依ると成分はフラボノイドとステロイドであるらしい。
フラボノイドの方をピックアップすると、
Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
ルテオリンというフラボノイドであるらしい。
ルテオリンといえば、食材としてのアーティチョークの健康効果に迫るで触れた。
ステロイドの方のシアステロン(Cyasterone)の方を調べてみたら、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害という内容が記載されていたが、不慣れな用語なのでよくわからず。
なんとなく目に付いた草だけでもこんなにも話題が広がるので、里山は知見の宝庫だなと改めて思う。
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