今まで何度も話題に挙げてきたスダジイを街路樹としている歩道で、開花時期が終わった木の下を歩いていた時のこと。
スダジイの花が終わったにも関わらず、スダジイの花の独特な匂いが消えていない。
もしかしてと見渡してみると、
周辺の家の庭に数本のクリの木があった。
クリの開花の時期がスダジイと綺麗に分かれているではないか。
もしかして、ツブラジイ → スダジイ → クリの綺麗な開花リレーというものがあるのでは?と頭に浮かんだ。
更にもしかしてになるけれども、
もう一種気にしているマテバシイは昨日の時点でまだ開花していないけれども、クリの花が終わった直後に開花したりして。
話は戻って、スダジイとクリの開花がここまで綺麗に分かれていると、送粉で誤ってシイからクリに運ばれることもなく、それでいて、スダジイに集まっていた昆虫が離れることなく、そのままクリに集まる。
植林する際も、開花時期を加味して行わなければいけないのだろうなとうっすら思った。
ただ、若山神社のシイ林を囲むようにカシ林の記事で見たシイ林の棲み分けで、すぐ横にカシがあって、今回の話と合わせると、クリの自生はカシの場所になる。
個人的なイメージではあるが、クリはカシに負けそうな気がするし、カシの外側にはコナラやアベマキ・クヌギがいて、それらの木も強敵ではないかと。