頻繁に草刈りされているところにいたシダ植物までの記事で記載した通り、シダ植物についてを学んでいる。
植物の事を学ぶ上での第一歩は同じ分類をされている植物を比べることで、様々なシダ植物を観察することから始まる。
ちょうど近所に
摂津峡というシダ植物が好みそうな環境があるので、シダ植物を探しに行ってみた。
摂津峡に到着して、最初に遭遇したシダがいきなり特徴的な形に分類されるものだったので、まだ触れない事にする。
ある程度進むと
上の写真のような壁面の箇所にたどり着く。
今まで見てはいたけれども、規則がよくわからなかった植物が実はシダ植物であったらしく、早速丁寧に見ていくことにする。
なんか自身がイメージするシダの葉とはかけ離れていたので、今まで見落としていたが、この植物はウラボシ科のマメヅタと呼ばるシダ植物らしい。
山と渓谷社から出版されている桶川 修著 大作 晃一著 くらべてわかるシダでは、単葉に分類されていた。
日本ではマメヅタと同じ形のシダは他にないらしい。
写真の葉は栄養葉と呼ばれる器官で胞子嚢は形成されず、少し違った形の胞子葉が形成されるらしいが、それはまた次の機会に観察してみる。
このマメヅタはコケが生えた場所に根付いているらしく、とりあえずマメヅタをコケから離してみると、
不規則ではあるが、各々の葉の下あたりに根が生えている。
岩に先駆的に生えたコケが岩から養分を取得して、それをマメヅタが糧にして伸長しているといったところか?