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トマトと菌根菌までの話でトマトの施設栽培についてを整理してみた。

他の視点として環境制御を学ぶ為にMicro:bitでサーボモータを学ぶの記事のように環境制御周りを見た。


環境制御の栽培で重きを置いているのは、気孔の開閉と水耕栽培の養液に含まれる養分の効率化で、前者であれば主に温度、湿度と光量で、後者はECとpHだった。


気孔の開閉は葉周辺の温度、湿度や二酸化炭素の濃度を主に見ていたのだけれども、ふと温度ではなく、


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株の根元に与える灌水チューブの水温のみ制御はどうなのだろう?という疑問が生じた。

※風が滞留すると困るので送風は有り。


例えば、外気温よりも低温の水を根から吸い上げた場合、根から葉へ水が移動するわけだけれども、冷水が途中の茎や最終地点の葉の熱を奪い、気孔から蒸散する場合に奪った熱と気化熱により更に株の温度を下げる。

葉の温度が下がれば、光合成に関与する酵素群の熱による失活がなくなり、強い受光でも適宜フィルターを形成したり、発生する活性酸素を回収しながら光合成のパフォーマンスを下げずにいられるはず。

トマトにケイ素を施用した時の効果を考えてみる


光合成のパフォーマンスが下がらなければ、蒸散量も増し、葉周辺の湿度も保たれるはず。

後は葉の周辺の湿度が上がりすぎないようにファンで送風すれば、局所的に二酸化炭素が薄くなるという事も避けられる。


なんてことが頭に浮かんだのでトマトの水耕と水温で検索をしてみたところ、根域冷却水耕栽培はトマト果実を甘くする - 農研機構という研究報告に辿り着いた。

趣旨は少々異なるが、水温がトマトの成長に影響を与えている事はわかった。


供給する水を12℃の低温にすると、葉、茎と根の発生量が減少し、逆に果実の糖度が上がる。

トマト栽培で木をいじめるという技術を整理するで触れた木をいじめるといった状態と似たような成長になったみたいだ。


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