オクラのネバネバ成分は何なのか?の続きの記事で、オクラのネバネバことペクチンは人が摂取すると大腸や小腸で興味深い効果を発揮することがわかった。
この内容を踏まえて頭に浮かぶこととして、
オクラの他にもツルムラサキという夏野菜でもネバネバしているけれども、これらの野菜は栽培方法を工夫することによって、ペクチンの含有量を増やすことができるのか?ということ。
先に現状を挙げておくと、上記の疑問を解消できるような研究報告は見当たらない。
ということなので、植物体内でペクチンは何の働きをしているのか?を整理してみる。
トマトの果実のヒビ割れ問題に触れてみるの記事で触れたことで、
ペクチンは植物の体を構成するセルロースの間に充填され、ペクチン + カルシウムで植物にしなやかさを与える。
冒頭のツルムラサキの茎を切ると、ねばっとしたものが出てくるということで、細胞間のペクチンの量が他の植物よりも多いということになるだろう。
なぜ、ツルムラサキはペクチンの量を多くしているのだろう?
ヒントになりそうなことがあったが、それは次回にする。