米ぬかから得られるイノシトールは神経に作用するまでの記事で、米ぬかには医薬品の原料になる要素が多いということを記載してきた。
印象的だったのが、動脈硬化を予防する、つまりは血流を低下させないという内容が多かった。
これらを踏まえた上で、米ぬかはビタミンやミネラルが豊富と言われる内容について触れていきたい。
Wikipediaに記載されているビタミンとミネラルを引用してみる。
チアミン (B1) | 3.12 mg | (271%) |
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リボフラビン (B2) | 0.21 mg | (18%) |
ナイアシン (B3) | 34.6 mg | (231%) |
パントテン酸 (B5) | 4.43 mg | (89%) |
ビタミンB6 | 3.27 mg | (252%) |
葉酸 (B9) | 180 µg | (45%) |
ビタミンE | 10.4 mg | (69%) |
ナトリウム | 7 mg | (0%) |
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カリウム | 1500 mg | (32%) |
カルシウム | 35 mg | (4%) |
マグネシウム | 850 mg | (239%) |
リン | 2000 mg | (286%) |
鉄分 | 7.6 mg | (58%) |
亜鉛 | 5.9 mg | (62%) |
銅 | 0.48 mg | (24%) |
セレン | 5 µg | (7%) |
※表 糠 - Wikipedia#主な成分より引用
ビタミンを記載したが、今回はビタミンには触れず、ミネラルの方を見る。
ミネラルではマグネシウムとリンが多くなっているが、注目すべきは亜鉛が多いというところだろうか。
亜鉛といえば、免疫の向上の要は亜鉛かもしれないの記事で記載した通り、免疫の要のようなもの。
ヒトの健康で、ウィルス感染を軽減させるには免疫の向上と、血流の改善がよく挙がるが、米ぬかには両方を改善できる要素を持っている可能性があることになる。
ただ、この話は稲作において、土にミネラルが十分量あって成立する話なので、
稲作時に中干しをして土表面にすぐにヒビが生えてしまうような有機物の少ない土壌では今回見てきた効果はあまり期待できないだろう。