豆腐に含まれるリシンはどれくらい?までの記事で、玄米食と白米食のタンパクの差や、日本食の定番の米の味噌汁の組み合わせ時のタンパクの量を見てきた。
ここまで見てきたら、どうしても見ておきたいものがある。
それは玄米食にした時の亜鉛の摂取量だ。
亜鉛欠乏と植物のオートファジーや免疫の向上の要は亜鉛かもしれないの記事で触れている通り、作物栽培時の施肥とヒトの栄養のどちらの観点でも超重要な要素で、どちらも摂取が難しい。
というわけで、いつも通り今回も食品成分データベース - 文部科学省を用いて計算してみる。
早速亜鉛の含有量を調べてみた。
玄米(穀粒) 100g 当たり、亜鉛は 1.8mg
精白米(穀粒) 100g 当たり、亜鉛は 1.4mg
であった。
この数値は意外だった。
亜鉛はタンパクの合成に超重要な栄養であるため、
糠層にはあまり含まれておらず、胚乳に多く含まれているということか。
亜鉛に関しては玄米も白米も思った程差が無いということを覚えておこう。
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