ヒルガオ(科)の草は強いということを記載した。
周囲の背の高い植物に巻き付いて、すぐにてっぺんをとってしまう強さは半端ないものがあるだろう。
そんなヒルガオ(科)の強さ、
アサガオの様な園芸ではなく、作物として活用できないだろうか?
アサガオはとある作物の品種改良のために、戦争前後で盛んに研究されていたらしい。
そう!
ヒルガオ科の作物といえば、
サツマイモ。
葉を見ると、
ヒルガオ科っぽい。
このサツマイモ、荒れ地で育つというぐらい強いんだけど、どこがどう強いかといえば、
不定根と脇芽の発生が半端ない。
つまりは挿し木し放題ということで、個体数を増やす手間が軽減される。
ただし欠点があって、脇芽は別個体といえど、親とほとんど遺伝子が変わらないわけで、伝染病に半端無く弱いという欠点がある。
他に、サツマイモの根、茎、塊根(芋の部分)でエンドファイト窒素固定細菌が住み着いていることがわかっており、成長に必要な成分のいくつかは空気中から合成できる。
あぁ、やっぱり強いわ、ヒルガオ科。