知人から島根県の出雲にある猪目洞窟に行ってきたという連絡があった。
上の写真は素材サイトからダウンロードしてきた猪目の写真なのだけれども、法面の一部が青い。
知人からの連絡によると
洞窟の壁面には濃い青い線があったそうだ。
これは島根県出雲市のグリーンタフでみた層を濃くしたようなものだ。
濃い青い線というのは緑色凝灰岩であることは間違いないだろう。
猪目洞窟について検索をしてみると、出雲国風土記という8世紀に作られた書物に黄泉の穴と記載された場所であるそうだ。
猪目洞窟(いのめどうくつ) | 島根半島・宍道湖中海ジオパーク Shimane Peninsula and Shinjiko Nakaumi Estuary Geoparkのページでは更に興味深いことが記載されていて、周辺にある神社(恵比寿社と大歳神社)には緑の石が祀られているそうだ。
現代の栽培において緑の石こと緑泥石の肥効の高さから考えても、緑の石が自身の生活を豊かにするということを実感していたから祀ったのだろうなと感じてしまう。
出雲国風土記をもっと知りたくなった。